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カナダ海軍水上戦闘艦が最新世代のレーダーを搭載。日本も同システムを導入済み。海上防衛に威力を発揮するか?

 

 

人道的支援から高強度紛争に至るまで、 カナダ海軍の艦隊は将来、 先進的な技術および多機能性を必要とした数々のミッションに取り組んでいく。

 

その中において、 ロッキード マーティンの最新世代のレーダーSPY-7およびCMS 330戦闘管理システムは、 カナダ海軍水上戦闘艦(CSC)の中枢となりそうだ。

2020年9月に締結された、 アーヴィング造船株式会社とのSPY-7レーダーシステム導入に向けた契約のもと、 CSCはカナダ海軍の人員を守り、 最新の脅威に対処する能力を得ることができる。

 

ロッキード マーティン カナダのロータリー アンド ミッション システムズ部門副社長兼ゼネラルマネージャーのゲイリー・ファッジ(Gary Fudge)は次のように述べている。

「カナダ海軍が柔軟性のあるアーキテクチャを活かして幅広いミッションを遂行できるよう、 当社はCSCの艦船設計をSPY-7に合わせて最適化しました。 チームメンバーと連携しながら、 ロッキード マーティン カナダは既に、 レーダーシステムの一部の構成要素の設計、 製造、 および実装に関しカナダのサプライヤーへの技術移転を開始しています。 カナダでのこの取り組みは現地産業に対して新たな輸出市場への扉を開き、 製造に関わる請負業者およびサプライヤーを通じて、 ケベック州およびカナダ全土に高価値の仕事をもたらします。 」

 

今回の契約により、 カナダ海軍は統合火器管制装置を実現するための世界で最も多用途なレーダー技術を手に入れることになる。

モジュール式で拡張性のあるソリッド・ステート・レーダー(SSR)であるSPY-7は、 常続的な監視並びに防護を実現し、 迫り来る脅威を優れた正確性で捉えてオペレーターに伝達する。

その拡張性とオープンアーキテクチャによって多様なミッションの遂行および機能の追加が可能となり、 さらにはモジュール式であるため海上でのメンテナンスが容易になる。

SPY-7は4か国、 24以上のプラットフォームに配備予定であり、 今後50年間に渡って米海軍のイージス・コンバット・システム(ACS)が絶え間なく進化と革新を続けていく基盤となる。

ロッキード マーティンは、 陸・空・海中・海上のレーダーや戦闘管理システムの製造、 統合、 納品において、 長年にわたり高い信頼を得てきた。

カナダの防衛に採用されたレーダーの基礎となるビルディング・ブロック(サブアレイスイート)には、 米国政府のプログラムや投資が直接活用されている。

また、 SPY-7はスペインのフリゲート艦への搭載、 そして日本における継続的な国土防衛に向けても採用されている。

長期かつ高価値の仕事が継続的にもたらされることに加え、 今回の契約は米国・カナダ両海軍の相互運用性とパートナーシップの強化に繋がる。

将来のカナダ艦隊の基幹となるSPY-7レーダーおよびCMS 330戦闘管理システムは、 今後40年以上にわたり、 カナダ海軍を支援し、 守り続ける。

 

 

ロッキード マーティンについて

米国メリーランド州ベセスダに本社をおくロッキード マーティンは、 世界全体で約110,000人の従業員を雇用し、 最先端の技術システム、 製品およびサービスの研究や設計、 開発、 製造、 インテグレーションおよび維持に取り組むグローバルな防衛および宇宙航空企業。

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編集・構成 MOC(モック)編集部
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