グランプリには、相撲に似たインドの伝統的な格闘技「クシュティ」の稽古場を記録した龍神孝介氏「クシュティ」が受賞。
龍神氏は、フォトジャーナリストとして活躍しており、2018年(第6回)にはピープル部門で優秀賞を受賞。
今回は待望のグランプリ獲得となった。
ネイチャー部門の最優秀賞に、山田耕熙氏「野生の虎―際に立たされた存在―」。
ピープル部門の最優秀賞に、高橋朝彦氏「ザグロス山脈に生きる」がそれぞれ受賞。
今回、特別に創設された審査員奨励賞には、山下峰冬氏「夜の海」が選ばれました。
グランプリ受賞写真
グランプリ「クシュティ」
龍神孝介(川崎市)
撮影地:インド
最優秀賞受賞写真
最優秀賞 ネイチャー部門 「野生の虎―際に立たされた存在―」(6点の組写真)
山田耕熙(東京都港区)
撮影地:インド
最優秀賞 ピープル部門 「ザグロス山脈に生きる」(10点の組写真)
高橋朝彦(愛知県犬山市)
撮影地:イラン
審査員奨励賞 「夜の海」 (6点組写真)
山下峰冬氏(沖縄県宮古島市)
撮影地:沖縄県
ネイチャー、ピープルの両部門合わせて121名、計146作品の応募があった。
息をのむような自然の姿や、人々の暮らしの中にある多様な営み、神秘的な迫力に満ちた自然現象や野生動物の姿など、驚きに満ちた素晴らしい写真の数々から、写真家の野町和嘉氏と中村征夫氏、「ナショナル ジオグラフィック日本版」編集長、大塚茂夫による審査の結果、各賞作品が選出された。
第8回 日経ナショナル ジオグラフィック写真賞とは?
「 し、日本から世界へ送り出したい」との思いからはじまり、今年で第8回目を迎えた。
写真家が自らのテーマを追求し、ストーリーをもった作品で表現されているかを重視。
また、世界基準で通用するとともに、子どもたちでも感じ取れる強さを持つ作品であることも求めている。
審査委員
審査委員長:野町和嘉氏(写真家) 審査委員:中村征夫氏(写真家)
審査委員:大塚茂夫(ナショナル ジオグラフィック日本版編集長)
選考基準
真実をありのままに写していること/美しく、驚きと発見に満ちていること
ストーリーを伝えていること
審査部門
A「ネイチャー」自然の素晴らしさや驚きの姿、動物や植物をとらえた作品
B「ピープル」 世界の人々の営み、社会、文化を活写した作品
応募資格
プロの写真家、プロに準ずるハイアマチュア
写真家としての活動の場を広げ、活躍していく意欲のある方
編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を生きる、
大人のためのマガジンMOC(モック)
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