18世紀後半からは遺跡発掘の成果によって古代ギリシャ・ローマの偉大さが再認識され、 考古学的興味の基に古典主題を表現する作品が数多く制作された。
19世紀の美術アカデミーやサロンでは歴史や聖書と並んで最も正統な主題の一つとされ、 前衛美術が興隆する19世紀末以降もインスピレーションの源として多くの作家を魅了する。
本展覧会では、 18世紀半ばから20世紀にかけての作家を取り上げ、 ギリシャ・ローマ神話や古典を主題とする作品を展覧。
コロー、 ロダン、 ルノワール、 ローランサン、 ピカソ、 デルヴォーなどの、 神々や神話的な情景を表した絵画、 彫刻、 版画の数々が一挙公開。
人々はなぜ、 神話の世界に魅了されるのか?
ギリシャ・ローマ神話は、 ルネサンス期以降、 古典を教養としていた宮廷人や君主たちに愛され、 宮殿や邸宅を飾る美術品の主題として人気を誇った。
市民階級が主役となる近代の社会とその芸術においても、 時代の新しい息吹を吹き込まれながら生きつづける。
【開催概要】
展覧会名:西洋近代美術にみる 神話の世界
会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
会期:2019年10月18日(金)~11月17日(日) ※会期中無休
時間:午前10時~午後8時 (入館締切:閉館30分前)
※但し、 百貨店の営業時間に準じ、 変更になる場合がございます。
入場料(税込):一般1000円(800円)/大高生800円(600円)/中小生600円(400円)
※( )内は前売および「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまの料金。
【関連イベント】
◆ギャラリー・トーク◆
会場:美術館「えき」KYOTO ※各回約30分
日時:11月3日(日・祝)1.11:30から2.14:30から
佐藤聖子氏(群馬県立近代美術館 学芸員)
◆ナイト・ミュージアム&スペシャルトーク◆
会場:美術館「えき」KYOTO
ゲスト:藤村シシン氏(古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家)
日時:10月27日(日)
時間:19:00~20:00(最終入館締切19:30)
スペシャルトーク:20:15~21:00(予定)
入館料:1,500円(税込/19:00からの展覧会入館料含む)
主な出品作家
エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
カミーユ・コロー
ピエール=オーギュスト・ルノワール
アレクサンドル・カバネル
マリー・ローランサン
パブロ・ピカソなど。
編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を楽しむ、
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