GWに国内外の美術館に行かれた皆さん！
なんとなく行った美術館の想い出だけでなく、名画が魅力を伝えられる側になりませんか？
『絵を見る技術』（朝日出版社刊）の出版を記念して、
5月29日に、美術史研究家である秋田麻早子さんのイベントが開催されます。
イベントを開催するたびに即日満員御礼となる秋田さん、彼女の人気の秘密はどこに？
それは、私達が絵を読み解く上で大切なポイントを具体的でわかりやすく伝えてくれるからです。
・この絵の主役はどこ？
・なぜ、この絵に惹きつけられるのだろう？
・前情報なしに絵を見たとき、どう目を動かしたらいいの？
・バランスや構図が良いとか悪いとか、みんな何を見て言っているの？ などなど…
実は、そのヒントはちゃんと絵の中にあるんです。
センスがなくても、知識がなくても、目の前の絵画を「自分の目で見る」
そして「良し悪しを判断する」ことは、できるんです。
絵の研究は、「意味」と「形」の二本柱。
この本では、これまであまり触れられてこなかった、
「造形」（線や色やバランスや構図）の面から歴史的名画を見ていきます。
美術館で絵を見ても、分かったような、分からないような……。
美術の解説書を読んでも、専門用語は多いし、知りたいことはどこに書いてあるか分からない。
かといって「好きなように感じたままでいい」と言われても困る。
そんな方にぴったりの講座です。
～以下、秋田さんよりこの講座のご案内です～
今回の講座では、この本のエッセンスを
皆さんと一緒に一つずつ目で確認しながら解説します。
名画を見るとき、自分のフィーリングを信じることはもちろん大事です。
そして、背景情報や技法などについて知ることも、大変有益です。
しかし、同時に「見るだけで分かることを、ちゃんと見えるようにすること」
も大事ではないでしょうか。
本講座では、「絵ってそうなんってるんだ！」「だから私はそう感じたんだ！」
が分かる枠組を提供し、講師が背景知識も補いますので安心してください。
内容は見て分かることばかり。
講義中には、どしどし発言してくださいね。
【当日の流れと見る予定の絵】
①『オフィーリア』ジョン・エヴァレット・ミレイ（1851-5年） ロンドン、テート・ギャラリー
【秋田先生からのコメント】
「この絵は『ハムレット』のヒロインを描いたミレイの代表作ですが、
もっとマイナーな作品と比較しながら、この絵の物理的な特徴を
明らかにしていきますよ！」
②『キリスト降架』 ルーベンス （1611-14年） アントウェルペン、聖母大聖堂
名作アニメ「フランダースの犬」で主人公の少年ネロが憧れ続け、愛犬パトラッシュとともに息を
引き取ったのは、この絵の前でした。
【秋田先生からのコメント】
「ネロの心をそこまで惹きつけたこの絵の魅力について、他の十字架
降架を描いた作品と比較しながら確認していきましょう。
そう描くには理由があるのだ！ということがきっと納得できるはず。」
絵の見方が分かれば、浮かび上がって来るものがある！
頼るのは、主にあなたの眼、観察力です。
◆著者プロフィール
秋田 麻早子 （あきた まさこ）
美術史研究家 1976年岡山生まれ。
テキサス大学オースティン校美術史修士課程卒。
東京大学先端学際工学博士課程単位取得。
広告・ウェブの企画・ライターを経て、現在フリーの美術史研究家。
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イベント詳細
【 開催日時 】 2019/5/29（水） 19：00‐20：30
【 場所 】 BOOK LAB TOKYO ――書店とコーヒースタンド 渋谷店
東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル1号館2F
【 参加費 】 A 一般参加 2,500円
B 一般参加（書籍付き） 3,800円
【 ファシリテータ 】 鳥倉 大介（とりくら だいすけ）鳥倉再生事務所 代表社員
【 定員 】 40名
【 当日予定スケジュール 】
18：40 受付開始
19：00 スタート
19:00-19:10 イントロダクション
19:10-19:50 解説
19:50-20:20 作品の鑑賞（2点）
20:20-20:30 質問
20:30 終了
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※キャンセルは承っておりません。
チケットの払い戻しなどは対応しておりませんので、あらかじめご了承ください。
編集・構成 MOC（モック）編集部
人生１００年時代を楽しむ、
大人の生き方マガジンMOC（モック）
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