人生100年時代を楽しむ、大人の生き方 Magazine

京都にて、異彩の芸術家に触れ精神を解き放つ、2つの企画展を開催!

 

 

「キスリング展 エコール・ド・パリの巨匠」

2020年9月12日(土)~10月25日(日)会期中無休

 

 

エコール・ド・パリを代表する画家、 キスリング(1891-1953)。

ポーランドの古都クラクフから、 印象派やセザンヌに憧れ芸術の都パリへ出た19歳のキスリングは、 キュビスムやフォーヴィスムなどの新しい絵画運動に触れ、 モンマルトルやモンパルナスの地でピカソ、 モディリアーニ、 藤田嗣治ら多くの芸術家たちと出会い交友を深める中で独自のスタイルを切り拓いていった。

 

Moïse Kisling (1891-1953). “Nu au canapé rouge”. Huile sur toile. Paris, musée d’Art moderne.

 

キスリングの滑らかな画肌、 豊かな色彩を駆使したメランコリックな絵画は広く人気を博し、 1920~30年代のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれ、 時代の寵児となった。

本展では、 初期から晩年までのの様々な主題の作品を、 国内外の美術館や個人コレクションから約50点を紹介し、 その画業を辿る。

Moïse Kisling (1891-1953). “Bouquet de mimosas”. Huile sur toile, 1946. Paris, musée d’Art moderne.

《ミモザの花束》1946年 パリ市立近代美術館 Photographie (C) Musee d’Art Moderne / Roger Viollet

 

 

「生誕110年記念 異才 辻晉堂の陶彫」
2020年10月31日(土)~11月23日(月・祝)会期中無休

《時計》1956年 京都国立近代美術館蔵

 

陶彫による抽象作品で国際的に活躍した彫刻家 辻晉堂(1910-1981)の生誕110年を記念する展覧会を開催。

鳥取県日野郡溝口町二部村(現・西伯郡伯耆町二部)に生まれた辻晉堂は、 1933年に力強い木彫を日本美術院で発表し、 一躍脚光を浴びた。

戦後に京都市立美術専門学校(現・京都市立芸術大学)の教授に就任してからは、 多様な素材を駆使した彫刻教育の先鞭をつける一方、 自らはやきものの常識を覆す大型の陶彫作品をヴェネツィア・ビエンナーレ(第29回・1958年)などに出品し海外でも高い評価を得た。

本展では、 辻が陶彫を制作した京都時代に焦点を当て、 ヴェネツィア・ビエンナーレ出品作をはじめ版画作品を含めた約45点をご紹介する。

 

《緑陰讀書》1979年 信州高遠美術館 写真:渞忠之

 

 

《カラカサのオバケ》1974年 米子市美術館蔵

 

1メートルを超える大型作品からユーモアあふれる「粘土細工」まで、 見る人の想像力をかきたてる様々な作風の陶彫作品を展示する。

 

 

【展覧会概要】

会場=美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内・ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)

開館時間=10:00~19:30( 最終日は17:00閉館

入館締切=閉館30分前

 

キスリング展 エコール・ド・パリの巨匠

入館料(税込)=一般1000円(800円)、 高・大学生800円(600円)、 小・中学生600(400円)※( )内は前売料金。

「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、 当日料金より各200円割引。 2020年9月11日(金)まで前売券販売。

販売場所=チケットぴあ(Pコード685-339)、 ローソンチケット(Lコード51950)※当館チケット窓口での販売はございません。

 

生誕110年記念 異才 辻晉堂の陶彫

入館料(税込)=一般900円(700円)、 高・大学生700円(500円)、 小・中学生500円(300円)※( )内は前売料金。

「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、 当日料金より各200円割引。 2020年9月26日(土)より10月30日(金)まで前売券販売。

販売場所=チケットぴあ(Pコード685-357)、 ローソンチケット(Lコード52377)※当館チケット窓口での販売はございません。

※当館における新型コロナウイルス感染症に関する取り組みとお客さまへのお願いを、 当館ホームページに掲載しております。 ご理解とご協力のほど、 よろしくお願いいたします。

※内容に変更・中止が生じる場合がございます。 最新情報は当館公式ホームページをご確認ください。

※事前予約は不要ですが、 混雑状況により入館をお待ちいただく場合がございます。 予めご了承ください。

 

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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