初期から近作までの銅版画とその下絵、原版等158点を一堂に展覧。
作家が人生をとおして追求してきた銅版画表現の魅力を紹介!
「美しい線」へのこだわりから、 西洋発祥の銅版画の中でも最も古典的な技法の一つであるエングレーヴィングを駆使し、 独自の世界観を確立した小林ドンゲ。
大変難易度が高いことでも知られる同技法で成功している作家は今日では希少であると思われます。 その稀有なる世界を是非。
小林ドンゲ
1926(大正15)年、 現在の東京都江東区亀戸に生まれ、 1986(昭和61)年以降は千葉県印西市を拠点に活動した銅版画家。
当初、 画家を目指していた小林は1949(昭和24)年に女子美術大学洋画科を中退後、 関野凖一郎(版画家|1914-88)と駒井哲郎(銅版画家|1920-76)に銅版画を教わる。
ドンゲという名は1954(昭和29)年 、 弟の囲碁仲間であった僧から贈られたもので、 優曇華(うどんげ)という三千年に一度咲くという伝説の花に由来している。
文学や能への関心が高かった小林は堀口大學(詩人、 仏文学者|1892-1981)と木村荘八(画家、 随筆家|1893-1958)に師事。
1956(昭和31)年には「第24回日本版画協会展」において「第1回恩地孝四郎賞」を受賞するなど、 その仕事は早くから高い評価を受け、 翌年には堀口から詩集『夕の虹』の挿画(銅版画)を任されている。
【展覧会名】
小林ドンゲ展 ファム・ファタル(妖婦)
【日時】
2019年11月2日(土)から12月22日(日)まで
月曜日休館
10:00から18:00(入場は17:30まで)
【会場】
佐倉市立美術館(千葉県佐倉市新町210番地)
観覧料
一般:600円(480円)、 大学・高校生:400円(320円)、 中学生以下無料
【アクセス】
【車】東関道自動車道「佐倉IC」より約5km・15分、 美術館前に佐倉市駐車場あり(無料)
【公共交通機関】京成佐倉駅南口徒歩8分|JR佐倉駅北口徒歩20分、 またはちばグリーンバス1.番のりば「京成佐倉駅行」「田町車庫行」約10分、 バス停「二番町」下車徒歩1分。 ※〈市役所経由〉の場合、 バス停「宮小路町」下車徒歩5分。
◆お問い合わせ
佐倉市立美術館
住所:〒285-0023 千葉県佐倉市新町210番地
TEL:043-485-7851
編集・構成 MOC(モック)編集部
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