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令和3年正月お酒との過ごし方。ランクアップしたお酒で宅飲みが増える?

 

酒を愛する方が1年を振り返り、今度の正月をどう迎えるのかについてアンケート結果を発表!

 

今年は飲む酒の種類が増え、グレードが上がり、量も増えた

最初に今年1年を振り返って、昨年までと酒の飲み方がどのように変わったかをアンケート。

コロナ禍で3月頃から外出を控えるようになり、学校はリモート授業になり、仕事が在宅勤務となった方が一気に増えて今日に至っている。

感染を防止するために飲食店での飲み会は敬遠され、自宅での飲酒が中心になった。

 

 

回答を見ると、その結果、「酒量が増えた(35%)」が「減った(13%)」を大きく上回り、「飲む酒の種類が増えた(31%)」も「減った(10%)」を上回った。

外で飲むよりも安上がりでなるからでしょうか、さらに「酒のグレードを上げた(23%)」は「下げた(7%)」の3倍を超えた。

家飲みにシフトしたことで、普段から酒をよく飲む人では、飲み方にこうした変化が現れたようで、回答者からは次のような声が寄せられた。

 

「外に飲みに行くことがとても減ったので、コンビニで発売されるストロング系(チューハイ)の新商品を飲むこと、買うことが楽しみになりました。いろいろ飲み比べるうちに某チューハイのグレープフルーツにどハマりし、なんと人生初の箱買いをしてしまいました」(20代・女性)

「『百年の孤独』を自宅で飲むようになって、飲食店で飲むより相当のお得感を感じます。あたりまえですけれど」(40代・女性)

「遅ればせながらクラフトジンに凝り、ジンも前割りにすると味が良くなることを発見した。『HENDRIX』と スペイン産の『GIN MARE』がお気に入りになった」(60代・男性)

 

しかし、飲食店で飲まれることが多いビールなどは、外飲みの低迷が響きメーカー出荷は前年を大きく下回ったと見られた。

酒のヘビーユーザーの自宅で酒類の消費量が増えたものの、ライトユーザーやミドルユーザーは飲酒機会を大幅に減らし、全体としては酒類消費はマイナスとなったようだ。

 

高まる飲酒管理意識、「来年は休肝日を設ける」という声が目立つ

そのほか「晩酌をスタートする時間が早くなった」が26%あり、「夫がリモートで在宅のため、18:00には酒宴(晩御飯)を始められるようになった」(60代・女性)とコメントが寄せられました。通勤時間が無くなった分、早い時間から夕餉になったことが窺われます。

また、「休肝日を増やした」は12%ですが、今年、自宅で酒量が増えてしまったという意識があるからでしょうか、酒量を抑えるというコメントが多数寄せられました。

 

「深酒をせずに、休肝日も設けます」(50代・男性)

「年齢相応に健康を考えつつ酒を楽しむ」(60代・男性)

「今年は酒量が増えてしまったので、2021年はいつもより良いお酒を適量(控えめに)飲みたい」(40代・女性)

 

さらに全体としては多くありませんが、「カロリーやプリン体がオフ・ゼロの酒が増えた( 7 %)」「ノンアルコールビールが増えた( 5 %)」という声が聞かれ、健康に配慮しながら飲酒を楽しもうとする姿勢が窺われます。

 

 

好みがわかれるオンライン飲み会

コロナ禍で広がった飲酒形態にオンライン飲み会があります。巣籠りが始まった春頃にはメディアでたびたび取り上げられ、話題になった。

アンケートでも「オンライン飲み会を楽しむようになった」が12%とありました。オンライン飲み会を楽しんだという報告は次のような事例です。

 

「フレンチのお店の通信販売を使って、友人の家と我が家にそれぞれ同じメニューをデリバリー。オンラインでのワイン会が盛り上がりました」(40代・女性)

「(テレワークなので)新入社員とオンラインで飲み会。こんな形で飲むとは思ってもみなかった」(50代・男性)

「海外に住む息子と何度かオンライン飲み会をしたのが印象に残った」(70代・男性)

「初めてのオンライン飲み会で、思っていたよりも盛り上がった。その時に焼酎が糖質もプリン体もゼロだと知り、秋からもっぱら焼酎を飲むようになった」(60代・男性)

 

その一方でオンライン飲み会にはなじめなかったという声もあります。

「初オンライン飲み会は仕事のプロジェクト成功の打ち上げでした。実際にやってみて、いまいち盛り上がりに欠けて、もう二度と参加しなくていいかなと思った」(50代・男性)

 

 

自宅で同居家族と静かに過ごす正月、お酒はグレードアップ

で は酒好きの方々が、正月をどのように過ごすと予想しているか見てみましょう。

「どんな正月になりそうか?」という質問では、「同居する家族だけの静かな正月になりそう」が65%に上り、半数が「ずっと自宅に居そう」と回答している。

飲みながら映画やドラマをまとめて観たり、恒例のスポーツをずっと観たりしていそうと予測する方が多くなっている。

 

 

そして、正月に用意する酒については例年よりグレードをアップするという回答が23%あった。

コロナ禍に振り回された一年でしたが、心機一転いつもよりもワンランク、いえツーランク上の酒で新年を祝おうということなのでしょう。

皆さんもぜひ、この正月はご自宅で贅沢な酒をお試しください。よいものをほどほどにが、酒を長く楽しむ秘訣だ。

 

【調査概要】

調査時期:2020/12/22~12/25

調査方法:インターネットアンケート

サンプル数:103人(お酒好きな人)

株式会社酒文化研究所調べ

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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