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絵画の世界に入り込むという、没入型の体験ミュージアムが日本で初開催!「Immersive Museum」は4月7日より開催!

 

 

2020年4月17日(金)より最新のテクノロジーで芸術作品の世界を蘇らせる日本初の没入体験型ミュージアム「Immersive Museum」を、 東京天王洲の寺田倉庫G1ビル5Fにて開催することを決定。

2月15日(土)10時より入場券の事前販売を開始する。

 

 

「Immersive Museum」は、 近年演劇やアート、 エンターテインメントのジャンルで世界的なトレンドとなっている“Immersive=没入感”をキーワードとする、 新たなアート体験プログラム。

特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される没入映像を組み合わせて、 広大な屋内空間に名画の世界を再現。

参加者はその空間内を自由に歩き回ることができ、 あたかも全身で名画の世界に入り込んだような究極のアート体験が可能になる。

日本開催第一弾となる今回のテーマは“印象派” IMPRESSIONISM。 世界的に人気の高いクロード・モネの「睡蓮」やドガの「踊り子」ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」といった、 印象派の名画の数々を没入映像化した。

高さ5.5m、 約1400平方メートル の巨大空間*に、 印象派の作家たちの視点で見た作品世界を再現し、 アートの “鑑賞”体験を大きく進化させます。

*高さ、 面積とも空間面積全体を指します。 投影面積は異なります。

 

 

展示の特色

今回のプログラムでは、 19世紀の西洋絵画研究で知られる早稲田大学文学学術院 坂上桂子教授監修の元、 クロード・モネの作品を中心に、 印象派を代表する8名の画家と約70作品を選定。

19世紀のフランスで絵画の世界に大きな革新をもたらした作品群を8つのシーンにわけて構成している。

また、 それぞれのシーンごとにテーマを設け、 元の絵画作品を単純に映像化するだけはなく、 作品世界により深く入り込むための独自要素を数多く加えた。

19世紀当時にモネが見たであろうフランスのル・アーヴル港を、 最新のCG技術を用いて実際の絵画作品と融合させる「印象、 日の出」。

印象派の特徴でもある鮮やかな絵の具を分割し、 スケールを変えてみせることで制作過程の絵の中に入り込んだような体験ができる「印象派の技法」。

同じ風景の異なる瞬間を切り取った作品群を連続的につなげ、 時間の移ろい自体を体験できる「モネの連作」。

こうした様々な手法を通じて、 鑑賞者が画家自身になったかのような“視点の転換体験”を生み出し、 日本のアート体験を大きく拡張する。

 

展示コンセプト

Dive in Art
鑑賞する絵画から、 体感する絵画へ。ここはあなたとアートの関係を変える場所。視界一面に映し出された数々の名画たち。あなたは一瞬で絵画の世界へ入り込む。そして名画たちが幾年の時を超え動き出す。

それはかつて画家たちが目にし残したかった物語が、 動き出すということ。

モネが、 ドガが、 ルノアールが見た世界を、 あなたも体感して見ませんか?

 

 

 

実施概要

イベント名:Immersive Museum(イマーシブミュージアム)

期間:2020年4月17日(金)~2020年8月12日(水)

場所:寺田倉庫G1ビル5F (東京都品川区東品川2-6-4)

アクセス:りんかい線 天王洲アイル駅 B出口より徒歩4分

東京モノレール羽田空港線 天王洲アイル駅 中央口より徒歩5分

京急本線新馬場駅から徒歩10分

JR品川駅港南口から徒歩20分

 

 

展示作家・作品

【メイン展示】

クロード・モネ(クロード=オスカール・モネ)

『印象派』を代表するフランスの画家。

1840年パリで誕生。 生後まもなくセーヌ河口の港町、 ル・アーヴルに移り住み、 海景画家ウジェーヌ・ブーダンに出会う。

当時まだ珍しかった戸外制作の魅力に目覚め、 19歳でパリに出て画家への道を歩み始める。

当時、 アトリエで丁寧に仕上げた写実的な歴史画や神話画などが、 唯一模範的な芸術とされていた現状に不満を抱いたモネは、 ルノワール、 シスレー、 ピサロなど、 志を同じくする画家たちとグループをつくり、 陽光と色彩を求めて戸外に赴き、 身近な自然や人間の生活を描いた。

1874年に開いた初めてのグループ展で、 モネの出品作「印象・日の出」を皮肉した批評家の言葉から『印象派』という呼び名が生まれ、 今日にいたるまで、 近代美術史上もっとも革命的な絵画運動として印象派主義は評価されている。

また、 日本美術愛好者の集い「Les Amis de l’Art Japonais」の会員でもあり、 多数の浮世絵のコレクションを保有、 日本美術に強く影響を受けた画家の一人でもある。

1870年代には妻カミーユに日本の着物を着けさせて団扇などの日本のモチーフを描き込んだ「ラ・ジャポネーズ」で典型的なジャポネズリー(日本趣味)の作品を制作している。

1890年代に、 モネは「積みわら」や「ルーアン大聖堂」など、 同じ対象を1日の様々な光や天候の中で描き分ける連作を手掛け、 画家としての名声を手にする。

50歳代には自宅の庭に睡蓮の池を掘り、 日本の太鼓橋を建てるなど日本庭園を意識した「睡蓮の池と日本の橋」を描き、 86歳で亡くなるまでその庭を描き続けた。

特に睡蓮の池は重要なテーマとなり、 約200点もの作品を残している。

 

【展示予定作品】

「印象・日の出」、 「ラ・ジャポネーズ」、 「積みわら」、 「ロンドンの国会議事堂」、 「ルーアン大聖堂」、 「睡蓮」

 

【その他展示】

エドガー・ドガ、 ピエール=オーギュスト・ルノワール、 カミーユ・ピサロ、 ベルト・モリゾ、 アルフレッド・シスレー、 ギュスターヴ・カイユボット、 メアリー・カサット

 

監修コメント

坂上桂子氏

東京都生まれ。 早稲田大学教授。 専門は近現代アート。

主な著作『ジョルジュ・スーラ 点描のモデルニテ』(ブリュッケ)、 『ベルト・モリゾ ある女性画家の生きた近代』(小学館)等。

 

 

印象派は、 光を描くことを探求したアートです。 移り変わる一瞬の色合い、 眩い輝き。

モネやルノワールたちは、 それらを一筆一筆、 細かいタッチで画布に留めようとしました。

そんな印象派の世界観を現代のテクノロジーで味わう。 それがイマーシブミュージアムです。

モネは人生の最後に、 睡蓮の巨大な絵で、 楕円形の部屋の壁をぐるりと取り囲むスペースをつくることを構想しました。

オランジュリー美術館にある睡蓮の間がそれです。

温室だったオランジュリーの建物は、 ガラス張りの天井から光がさんさんと入ります。

心地よい光のなか、 まるで睡蓮の池のなかに身を置いたように感じられる空間。

生涯、 光をただひたすら求めて描き続けたモネが、 最終的に目指したのは、 光とともに絵画の世界へ没入(イマーシブ)体験できる場でした。

モネの構想からおよそ100年。

21世紀の映像技術を駆使してつくられるイマーシブミュージアムではモネの夢見た世界からさらに展開して、 新たな印象派が表現されています。

小さなタッチは拡大され、 踊り、 私たちを取り囲み、 現代的印象派の世界へといざないます。

ここでは通常の展覧会や画集では知ることのできない絵画のミクロの世界と出会うことができます。

これまでにないアート体験ができる貴重な場といえるでしょう。

 

 

Immersive Museumについて

世界的に著名な芸術作品を映像コンテンツ化し、 広大な屋内空間の壁面と床面全てを埋め尽くす没入映像と特別な音響体験を提供する新感覚体験型アートエキシビションです。

従来の「鑑賞型」の芸術鑑賞のスタイルから「没入型」のスタイルを提供し、 来場者に新たな芸術鑑賞の「視点」を提示。

従来の美術館のようなアナログアートから、 最先端のデジタルアートへ新時代のアートコンテンツを展開し、 日本のアート体験を拡張する“アート2.0”の象徴が「Immersive Museum」。

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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