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日本から世界へ!ロボットスタートアップ2社が、フランスのスタートアップ出展支援プログラムに採択決定!!

 

 

秋葉原に構える総合型モノづくり施設「DMM.make AKIBA」。

今回、 フランス大使館と連携し、 イル・ド・フランス地域が展開する世界規模のテクノロジーイベント「VIVA TECHNOLOGY」スタートアップ出展支援プログラムに参加。

ロボットスタートアップである株式会社SpiralとPLEN Robotics株式会社の2社を推薦、 採択が決定した。

 

 

フランス大使館との連携によるスタートアップ支援の背景と展開内容

DMM.make AKIBAは、 2016年に日本とフランスのスタートアップ市場の活性・促進を目的とし発足。

フランス大使館と協力・提携の体制を構築して以来、 スタートアップ企業の起業エコシステム構築を支援する仏政府プログラム「La French Tech」との取り組みに参加。

スタートアップの交流、 海外展開、 大手企業との協調などを実施してきた。

 

 

 

今回、 フランス・パリを中心としたイル・ド・フランス地域が展開するスタートアップ支援プログラムにおいて、 フランス大使館がDMM.make AKIBAに日本国内のスタートアップの選抜を依頼。

フランス本国での協議の結果、 点検用屋内型ドローンソリューションを提供するSpiral社、 手のひらサイズのサービスロボットを提供するPLEN Robotics社の採択が決定した。

イル・ド・フランス地域の支援プログラムは、 フランス政府後援する欧州最大級のテクノロジーイベント「VIVA TECHNOLOGY」の開催とあわせて実施されるもので、 採択企業には展示会への出展権利にあわせ、 出展にかかる渡航費、 宿泊費が支援される。

また、 展示会期間中には各国から集まる投資家や大手企業とのネットワーキングイベントへの参加、 展示会内の行政ブース「Paris Region」にてピッチ登壇とデモ展示する権利が与えられ、 自社のプロダクトを世界中に展開していくための大きな足がかりが得られる。

 

 

 

 

「VIVA TECHNOLOGY 2019」期間中、 ビジネス視察と交流会を実施

フランス大使館との連携において、 DMM.make AKIBAは「VIVA TECHNOLOGY 2019」のビジネス視察ツアーを実施。

Spiral社とPLEN Robotics社の現地での動向を見ると共に、 現地のインキュベーション施設「Station F」において各国のスタートアップを招く交流会を開催し、 日本とフランスそれぞれに向けた事業展開を支援する。

 

【VIVA TECHNOLOGYとは】

VIVA TECHNOLOGYは、 2018年の開催時には世界中から6万人を超える入場者と6,000ものスタートアップが参加した世界的なテクノロジーとオープンイノベーションのイベン。

これまでにマクロン大統領、 Facebookのマーク・ザッカーバーグCEO、 Googleのエリック・シュミットCEO、 Microsoftのサティア・ナデラCEO、 Uberのダラ・コスロシャヒCEOなどが登壇し、 世界を代表するグローバル企業が数多く出展している。

 

 

 

株式会社Spiral 共同創業者 CEO 石川知寛氏

フランスは、 ドローンと言う言葉を最初に製品に使用した有名企業があるくらいドローンにはゆかりがある土地です。

また弊社が主要マーケーットと考えている建設も日本よりもはるかに規模が大きく最先端です。

弊社は今、 このフランスという地で、 屋内建設現場での初のドローン活用を目指しています。

弊社は東京(DMM.make AKIBA)に拠点を置き、 シンガポールとインドの会社と共同開発を行い、 年内にドバイでの実証実験を予定しています。

創業当初よりDMM.make AKIBAには大変お世話になっており、 フランスの大手建設メーカーのご紹介やフランス政府とのパイプ役など、 弊社の海外進出をご支援頂いております。

屋内のドローン活用ニーズは日本にはまだあまりありません。 しかし創業から2年半、 世界18カ国を回り、 世界中に屋内ドローンの需要はあると確信しています。

アジアを拠点に中東、 ヨーロッパ諸国へ進出することを海外戦略の柱としている弊社にとって、 今回のVIVATECHは最高の場所だと感じています。

日本初の「屋内型」ドローン企業を世界へアピールしてきたいと思います。

 

株式会社Spiral

Spiralは、 マーカーを用いた独自技術により屋内向けドローンの開発・販売をするハードウェア・スタートアップ。

GPSが利用できない屋内で、 SLAM技術を用いない簡易かつ確実で安全なドローンの自律飛行ソリューション(MarkFlexAir)を開発。

地図作成を必要としないため日々の変化が大きい環境でも円滑に利用可能なほか、 ドローンの経路がマーカーで視認できることで作業員との協働も実現している。

 

 

PLEN Robotics株式会社 CEO 赤澤夏郎氏

PLEN Roboticsは小さながらもグローバルなチームです。

技術開発チームでは、 つい最近フランス人としては5人目のインターン・エンジニアを迎えたばかりです。

優秀なフランス人エンジニアはチームにとって貴重な戦力となっています。

また、 我々は世界のオープンソースコミュニティのネットワークにより、 フランスには素晴らしいテクノロジーを持ったスタートアップが数多くあることも知っています。

弊社が開発しているAIアシスタント、 PLEN Cubeはカメラ、 画像認識、 音声合成、 通信、 ネットワーク、 UI/UXを含む様々な技術のポートフォリオです。

今回、 日頃からイベントや入居企業とのコラボレーションなどでお世話になっているDMM.make AKIBAの推薦によりフランス政府のプログラムに参加することを通して、 フランスのテック企業と協業できる機会が得られたことを嬉しく思うと共に、 新たな海外展開の可能性を模索できることを楽しみにしています。

 

PLEN Robotics株式会社

PLEN Roboticsは、 2017年に設立されたハードウェア・スタートアップ。

現在、 これまで培ってきた多様な機能を小型デバイスに組み込み、 汎用OS上で機能するアルゴリズム開発技術を元に、 「顔」を鍵としてオンライン上のサービスにアクセスするAIアシスタント、 PLEN Cubeのリリースに向けて、 開発と量産に注力している。

 

DMM.make AKIBAとは

ハードウェア開発・試作に必要な最新の機材を取り揃えた「Studio」。

シェアオフィスやイベントスペースなどビジネスの拠点として利用できる「Base」で構成された、 ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設。

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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