人生100年時代を楽しむ、大人の生き方 Magazine

約4割はコロナ離婚を考えている? 長期の在宅勤務で価値観の違いが顕在化!今求められる夫婦の絆とは??

 

 

大型連休が明けた本日、新型コロナウイルスによる夫婦間の調査結果を公開。

10代~50代の男女に「コロナ離婚を考えたことがあるか?」 、「何が原因だったか?」などヒアリング。

さらにコロナ離婚を避けるための方法についてもレポート。

 

 

新型コロナウイルス蔓延によって様々な環境変化が日常生活、 家庭などで起きている。

家庭では、 コロナによる影響で収入が減少したことによる経済的事情や、 テレワーク増加などによる家事分担の不満などによって離婚を考えるようになったなど、 コロナウイルスをきっかけにした離婚(コロナ離婚)の可能性に言及する声が聞かれるようになった。

そこで、 女性向け総合メディアのLip Popでは、コロナ離婚に関して実例まで詳細にヒアリングし、 実態調査を行った。

 

 

 

【調査結果】コロナ離婚を考えたことがあるか?

コロナ離婚を考えたことがないと答えた方は約6割となり、 約4割の方についてはコロナをきっかけに離婚を考えるようになった・なりそうという結果が判明した。

もっと詳しく年齢別に見てみますと、 なんと40代の方では46%はコロナ離婚を考えたことがあることが分かった。

コロナをきっかけに離婚を考えるようになった方の体験では、 夫が在宅勤務になり家にいる時間が増えたものの子育てや家事を手伝ってくれないということや、 経済的理由などからくる夫婦の喧嘩などが原因になっていることが分かった。

一部の生のコメントをそのまま一部抜粋して紹介する。

 

26歳女性

一番の影響は、 やはり主人が在宅勤務をするようになり、 今まで主人のいない時間がひとりの時間であったため、 自分の好きなタイミングでご飯を食べたり、 掃除機をかけたりなどができなくなり、 だからといって主人が何か手伝うということもないのでストレスが溜まって離婚を意識するようになってきたのだと思います。

家に居ても気を使わないといけないことが一番の負担になっているのだと思います。

 

41歳女性

コロナで自粛しなければいけないのに、 パチンコ店へ行ったり友人と遊びに行く夫を見て価値観が本当に違うんだなと思いました。

注意をしても出歩いているのでがっかりします。 子供にうつすかもしれないのに。

子供のことを考えられない父親ならいらない、 離婚したいと思うようになりました。

コロナが流行り、 夫の本性がわかった気がします。

 

25歳女性

夫が在宅勤務になり、 毎日家にいるが育児を何もしない。

現在1歳の子供がいるが、 保育園にも通わせられないので自宅で育児と家事をしています。

私は在宅勤務ではなく通常通り職場での勤務なので、 子供を見ていられません。

しかし、 夫に仕事を休めないので子供の面倒を見ててと頼むと、 俺も家で仕事しなきゃいけないから無理と断られました。

こんな夫に預けるのも心配なので泣く泣く親に来てもらい、 面倒をみてもらっています。

 

46歳女性

やはり収入面です。 以前から旦那は自分の好きな事ばかりして、 収入は不安定でした。

私は安定した仕事をしてほしいとお願いを続けました。

そしてこのコロナでますます旦那の仕事の収入は減り、 私は我慢の限界にきています。

これでももし、 キチンと考えてくれなければ私ももう離婚を考えなければならないなぁと最近考えております。

 

31歳女性

これまで金銭的感覚や道徳観などでも主人とはお互い似た価値観だと思っていたのですが、 今回のコロナでそれがかなり違うことを知らされました。

私は自粛といっても日本の法律上の限界でほぼ禁止の意味合いと理解していたのですが、 主人は自粛はあくまでも本人の自由という考えです。

美容室に行ったり衣料品を買い物をしたり、 私からすると何も今この時にしなくてもというようなことを、 経済を回しているとか言っていつも通りにしようとしています。

先日も地方に住む主人の両親から、 連休中に遊びに来いと誘いの連絡があり、 当然私は断ると思っていましたが主人は二つ返事で了承。

そのことで2人で喧嘩してしまいました。

今は主人も私のことをうるさく思っているでしょうし、 ちょっとこの先この人とやっていけるのかどうか不安を感じ始めています。

 

 

35歳女性

夫が自宅で仕事をするようになり、 ずっと自宅にいるのですが、 食事の用意も掃除もまったくしてくれません。

私はリモートワークができない仕事なので、 コロナ前と同様に出勤していて帰りも遅いです。

せめて、 食材の買い物や夕飯のしたくくらいしてくれてもいいのにと思ってしまいます。

自宅にいても仕事をしていると分かっていますが、 せめてお昼を食べた後の後片付けくらいできるでしょと思って、 二人の生活にうんざりしています。

 

 

 

コロナ離婚調査の調査機関と調査方法

 

コロナ離婚に関する調査は、 2020年4月27日に10代~50代の男女を無作為に抽出してLip Popが行なった。

性別、 年齢、 コロナ離婚を考えたことがあるか、 何が原因だったか、 離婚を回避する方法についてネットリサーチの方法により調査を行った。

 

コロナ離婚調査に御協力いただいた方の属性

ネットリサーチにより回答のあった方の属性は女性が82%、 男性が18%と女性の回答が多くなっている。

また、 年齢は30代を中心に幅広い年代の方に回答頂いた。

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を楽しむ、
大人の生き方マガジンMOC(モック)
Moment Of Choice-MOC.STYLE

 

PROFILE

MOC 編集部

大人の生き方Magazine MOC(モック)編集部
芸術・イベント・自治体のニュースから厳選した情報のみをお届けします。

人生100年時代の日本文化・漫画に期待するのは「何かを強く訴えかける力」 呉智…

漫画評論家や日本マンガ学会理事も務める評論家 呉智英氏に、昨今の漫画界についてお話しを伺ってきました。世界に向けて日本…

自衛隊は軍隊ですか? 田村重信氏に聞く日本の防衛政策

日本の防衛政策について、安全保障と外交、インテリジェンスの専門として長らくその任にあたっている、自由民主党所属の田村重…

自立と孤立、依存と共存 中村うさぎ連載コラム 〜第60回〜

〜連載第60回〜自立を目指して生きてきたら、いつの間にか孤立していた。依存症に苦しんでたら、共存という新たな道が見えて…

自立と孤立、依存と共存 中村うさぎ連載コラム 〜第59回〜

〜連載第59回〜自立を目指して生きてきたら、いつの間にか孤立していた。依存症に苦しんでたら、共存という新たな道が見えて…

自立と孤立、依存と共存 中村うさぎ連載コラム 〜第58回〜

〜連載第58回〜自立を目指して生きてきたら、いつの間にか孤立していた。依存症に苦しんでたら、共存という新たな道が見えて…

読書家もやりがちな“誤読”とは? 『論語』を正しく読めれば人生観が広がる …

大学で教鞭をとり『論語』の講座を担当していたこともあるという評論家・呉智英氏によると、人は書物を誤読していることが多い…