東京ミッドタウンは2020年2月20日(木)から2月24日(月・振休)までの期間、「未来の学校祭」を開催。
「脱皮」をテーマに、展示やパフォーマンス、トーク、ワークショップなど多数のプログラムを自由に体験できる。
テーマ
脱皮 / Dappi ―既成概念からの脱出―
社会の中に存在する見えない壁。自分でつくり出す限界。
私たちは気がつかないうちに様々な既成概念という枠の中で生活しており、よりよい社会をつくり、自分を成長させたいと思っても、それが時に難しいのはこの既成概念から抜け出す方法が見えないからかもしれません。
アーティストが生み出す作品や既成の枠組みを打ち破ろうとするプロジェクトに向き合うことで自分の殻から抜け出す方法が見つかるかもしれません。
脱皮ルーム ~自分自身からの脱皮~ @プラザB1 トモズ横
『脱皮ルーム』では今までと違う視点で自分を見つめることができる作品が集まる。
過去からの脱皮
LIMINAL(リミナル)
現在と過去の境界を明らかにしようとする体験型の作品。
「スリットスキャン」と呼ばれる撮影技法を用いたこの作品では、光の輝く門を通ると自分が歪んだり伸びたりして映し出される。
現在は容赦なく過去に置き換えられていくものだということを視覚的なメタファーとして感じられる作品だ。
Louis-Philippe Rondeau(ルイ=フィリップ・ロンドー)
アーティスト、教授
写真技術史の研究を背景に、デジタルツールによって、アナログな写真が写し出すリアリティとは異なるデジタルならではのイメージを追求した作品を制作。
自分という認識からの脱皮
Alter Ego(Version Ⅱ)(アルターエゴ)
特別な鏡を通して自分と他者を見つめる作品。
ふたり一組で体験する鏡の作品は、自分自身に対する混乱、自己喪失、他者への共感、といった様々な感情を体験する人にもたらす。
人は自分をどのように知覚するのか、他者への同情や共感はどのように生まれるのか、作品を通して自分自身への認識を脱皮させるでしょう。
Moritz Wehrmann(モーリッツ・ヴェアマン)
アーティスト
様々な実験、インスタレーション、イメージや装置の制作を通じて、未知・既知の形態へ視覚的・空間的アクセスを試みる。国際科学技術研究所(IKKM)の研究者としても活動。
脱皮スクエア
~新しい社会システムへの脱皮~ @ガレリアB1 アトリウム
社会の中で感じる閉塞感、コミュニティを育むための仕組み、私たちは社会の問題をどのように変えていけるのか。
これからのデジタル監視社会において、私たちはなにを信頼し、何から身を守るべきなのか。
作品の体験を通じて、より良い社会のためのアイデアが生まれるかもしれません。
未来の革命家への脱皮
Revolutionary 20xx! Tool Kit(レボリューショナリー 20xx! ツールキット)
あなたは20xx年の革命家です。どのような問題を、どのようなテクノロジーで、どのように解きますか?
文明の発達と人類の幸福にまつわる根本的な問いに対し、現在の社会問題をふまえながら、それぞれの人がアイデアを考え、問題の解決法を探るためのツールキットを展示する。
このキットはアートやデザイン教育を受けていない人を対象とし、未来を拡張するアイデアを出すための道具として、東京大学で実施された授業の中から生まれた。
会場で実際にこのキットを使うことができる。
あなたは革命家として、未来をどう変えていきますか?
長谷川 愛(Ai Hasegawa)
アーティスト、デザイナー
生物学的課題や科学技術の進歩をモチーフに、現代社会に潜む諸問題を掘り出す作品を国内外で展示。
2017 年4月から東京大学大学院にて特任研究員としても活動。
脱皮ラボラトリー
~先端的な技術・研究・プロトタイプへの脱皮~ @ガレリアほか
先端的な研究開発を通じて、脱皮を実践するプロジェクトが集まる。
企業でつくられたプロトタイプに加え、ヨーロッパで行われている産業を刺激するアートの取り組み、既成品をただ受け入れるのではなく、能動的な消費者、ユーザーになるためのプロジェクト。
現在進行形で脱皮するプロジェクトの体験を是非。
“自動”から“AI”演奏への脱皮
Dear Glenn, Yamaha A.I. Project(ディア グレン, ヤマハ A.I. プロジェクト) / ガレリア1F ツリーシャワー前
「Dear Glenn, Yamaha A.I. Project」はAIと人間の共創の可能性を追求するためのプロジェクト。
伝説的ピアニスト、故グレン・グールド。1982年に50歳の命を全うするまで、バッハをはじめ精力的に音源を残した彼の演奏は、いまなお多くのファンに愛されている。
このグールドの音楽表現でピアノを演奏することができ、さらに人間と協調して合奏することができる世界初のAIシステムを、昨年9月にオーストリアのリンツで開催された「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」で初公開。
AIによって学習されたグールドの演奏を、自動演奏ピアノによって体験することができる。
今回の取り組みを通じて、現代のテクノロジーであるAIと人間が互いに刺激し合い、共創する新しい音楽表現のあり方を提示する。
ヤマハ株式会社
1887 年創業の総合楽器メーカー。
アコースティックからデジタルまで多彩なラインナップの楽器を製造し、全世界で販売。さらに楽器の製造・販売で培った技術やノウハウを活かし、音響機器、音楽教室、ネットワーク機器、音声コミュニケーション機器、半導体、ゴルフ用品、FA 機器、リゾートなどの事業も展開。
音・音楽で培った技術と感性をもとに、新たな感動と豊かな文化を人々とともに創り続ける。
「おいしいね」からの脱皮
WaiNari(ワイナリ) / ガレリア1F「Bonpoint」前
「このワインおいしい~」「飲みやすいね~」
ワイン職人が丹精込めて作ったワインなのに簡単な表現に留まりがちですが、この展示ではワイングラスに語りかけることでおいしい!と感じる様々な味覚の表現を視覚化・言語化できるという新しい体験を提供する。
さらに、シェアすることで様々なおいしい!の表現も知ることができる。
もっと深くワインを味わうためにも「おいしいね」から脱皮しては?
株式会社 東芝
ビル・施設、鉄道・産業システム、公共インフラやリテール&プリンティングなどの「社会インフラ」を核に、「エネルギー」、「ストレージ&デバイス」、「インダストリアルI CT」の4事業領域を発展
させるとともに、幅広い事業領域で社会課題の解決に貢献する。
詳細は特設サイトでご覧いただけます。
※ワークショップ・トークは一部事前申し込み制です。
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「未来の学校祭 “脱皮 / Dappi ―既成概念からの脱出―”」開催概要
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【期間】 2月20日(木)~2月24日(月・振休)
【時間】 11:00~21:00
【場所】 東京ミッドタウン各所 他
【入場料】 無料
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