人生100年時代を楽しむ、大人の生き方 Magazine

岡本太郎が「ほんとうの日本」を発見した 縄文~東北~沖縄をめぐる旅。本人が撮影した写真をもとに追体験する企画展『日本の原影』を開催!

 

 

岡本太郎記念館は、2019年10月30日(水)から企画展『日本の原影』を開催。

この展覧会は、岡本太郎が1950年代から60年代にかけて撮影した縄文、東北、沖縄の写真を一堂に会し、“岡本太郎の眼”が切り取った「ぶ厚く豊かな日本」を展示。

日本再発見の旅をとおして「ほんとうの日本」と出会った太郎は、やがてその成果を太陽の塔をはじめ自らの芸術創作に結実させていく。

 

 

 

 

花巻温泉にて 1957年

岡本太郎は「日本とはなにか」を問いつづけた人でした。

日本で闘うことを決意してパリから戻った太郎は、1951年11月に運命の出会いを果たします。上野の東京国立博物館でぐうぜん眼にした縄文土器です。

獲物を追い、闘争する狩猟の民がもっていた原始のたくましさと豊かさ、ふつふつとたぎる生命力、見えない力と対話する呪術の精神……。

わびさび型の日本の伝統美とは真逆の美意識を見出した太郎は、これこそが“ほんとうの日本”なのだと直観します。

 

 

 

 

それから5年あまり。日本文化の本質をさがす旅に出た太郎は、最初に訪れた東北で“呪術の心”が息づく「原始日本」と遭遇します。

貧しく閉ざされた冬の東北で、原日本の片影に触れたのです。

2年後の1959年には返還前の沖縄を訪問。

そこで太郎が見たものは、現代人がどこかへ押しやってしまった日本でした。

清冽に生きる沖縄の人々に、日本人の、そして自分自身の根源を見たのです。嬉しかったにちがいありません。

 

 

 

 

縄文~東北~沖縄とめぐる太郎の旅は、オリジナルの日本、忘れられた日本、すなわち「ほんとうの日本」を発見する旅でした。

本展は、太郎が自ら撮影した写真を元にこの旅を追体験するものです。

粛とした空間に流れるのは、ジャズベーシスト須川崇志によるオリジナル曲。

岡本太郎の眼がとらえた“ぶ厚く豊かな日本”をどうぞご覧ください。

岡本太郎記念館館長 平野暁臣

 

 

 

 

 

開催概要

日時   : 2019年10月30日(水)〜2020年2月24日(月祝) 10時~18時

会場   : 岡本太郎記念館(東京都港区南青山6-1-19)

アクセス : 銀座線・千代田線・半蔵門線 『表参道』駅より徒歩8分

入場料  : 一般 ¥650(¥550)/小学生 ¥300(¥200)

公式サイト

 

 

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を楽しむ、
大人の生き方マガジンMOC(モック)
Moment Of Choice-MOC.STYLE

 

PROFILE

MOC 編集部

大人の生き方Magazine MOC(モック)編集部
芸術・イベント・自治体のニュースから厳選した情報のみをお届けします。

学芸員が選んだ、至極の50作品を展示。すみだ北斎美術館にて 2020年9月15…

すみだ北斎美術館では、2020年9月15日(火)から11月8日(日)まで、「新収蔵品展 ― 学芸員が選んだおすすめ50…

若手芸術家のための支援事業がスタート! 初回は、泉桐子 個展「WE CAN’T…

横浜市民ギャラリーでは若手芸術家の発表機会を支援する「U35若手芸術家支援事業」が始まる。 初回は、 和紙や墨を用いて…

アフターコロナの時代、演劇の新たな可能性を示した 「巣ごもりシアター」。現在、…

新型コロナウイルス、そして感染拡大防止を目的とした緊急事態宣言下、新国立劇場は記録映像を無料配信するサービス「巣ごもり…

新型コロナウイルス 感染拡大防止のため延期となっていた「モネとマティス ーもう…

ポーラ美術館は、新型コロナウイルス 感染拡大防止のため、 4月3日(金)から休館していた。非常事態宣言解除を受け、6月…

新型コロナウイルス感染症対策のため公演休止の新国立劇場。観賞必須の名作揃いの「…

新型コロナウイルス に係る政府等の要請及び緊急事態宣言を受け、2月26日より全公演中止している、 新国立劇場。5月29…

現代のエコロジー思想に通じる宋元画。1000年前の空間表現に挑戦し続ける婁正綱…

世界各地にコレクターや熱烈なファンの多い、婁正綱(ろうせいこう)。「若き巨匠・婁正綱の世界展 ―コンテンポラリーアート…