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伝説の写真家・塩谷定好の生誕120年を記念した展覧会を開催!記念出版も先行発売!

 

 

島根県立美術館では、 2019年8月23日(金)より11月18日(月)まで、 小企画展「生誕120年記念 塩谷定好展」を開催。

また本展の開催にあわせて、 国内所蔵作品ベストセレクションとなる書籍「夢の翳(かげり) 塩谷定好の写真 1899-1988」を、 全国書店での発売に先立ち、 美術館ミュージアムショップで先行販売。

 

 

 

 

芸術写真の時代を代表する写真家・塩谷定好の作品約200点を紹介

島根県立美術館は平成26年度に、 芸術写真の時代を代表する写真家・塩谷定好(1899-1988)の作品 729 点、 資料 361 点の寄贈を受けた。

現在開催中の小企画展「生誕120年記念 塩谷定好展」(11月18日まで)では、 生誕120年を記念してそのコレクションの中から約200点を紹介。

会期中には同館主席学芸員の蔦谷典子によるギャラリートークも行う。

 

 

 

 

塩谷定好(しおたにていこう)

1899(明治32)年、 鳥取県赤碕(現・東伯郡琴浦町赤崎)の 廻船問屋を営む塩谷家長男として生まれる。

13歳の頃買ってもらった小型カメラ「ヴェスト・ポケット・コダック」を手に写真の道に進む。

1919(大正8)年、 20歳を前に「ベスト倶楽部」を創設し、 芸術写真を追及していく。

山陰の風景や人々を写し、 写真雑誌の月例懸賞、 全国規模の写真展で入賞を続け、 芸術写真の時代を代表する写真家となる。

戦後、 塩谷の名が忘れられる一時期を経て、 再評価の機運が高まり、 1982年にはドイツでフォトキナ栄誉賞を受賞するなど、 海外で高い評価を得ている。

 

 

 

 

【書籍情報】

夢の翳(かげり)

塩谷定好の写真 1899-1988

著者 蔦谷典子

(島根県立美術館 主席学芸員)

写真 塩谷定好

発行 求龍堂

体裁 B5判 並製本 240頁

価格 3,300 円(+税)

発売 全国書店

ISBN 978-4-7630-1920-2 C 0072

発売日 2019 年10月10日(木)

※島根県立美術館ミュージアムショップで 9月28日(土)より先行販売いたします。

生誕120年記念 塩谷定好展

2019年8月23日(金)~11月18 日(月)

火曜休館(ただし10/22は開館)

会場 島根県立美術館 展示室 4・5

料金 一般 300 円、 大学生 200 円、 高校生以下無料ほか

ギャラリートーク

講師 蔦谷典子(当館主席学芸員)

日時 2019年10月6日(日)、 11月3日(日・祝)各日14:00~(約45分)

 

 

蔦谷典子(つたたにのりこ)

島根県立美術館主席学芸員。 西洋近代美術史、 写真史。

1990 年、 米子市美術館学芸員に就任。

「芸術写真の時代 米子写友会回顧展」(1990 年)、 「植田正治とその仲間たち」(1992 年)を企画・開催。

その後、 1995 年より島根県立美術館学芸員として、 「写真の歴史 160 年」(2001 年)、 「光の狩人 森山大道 1965-2003」(2003 年)、 「伯爵カメラマン 亀井玆明展」(2004 年)、 「手のなかの空 奈良原一高1954-2004」(2010 年)、 「愛しきものへ 塩谷定好 1899-1988」(2017年)を企画・開催。

2014 年、 日本写真協会学芸賞を受賞。

また、 県立美術館開館記念展「水の物語―ヨーロッパ絵画にみる神話と象徴」(1999 年)、 「フランス絵画の 19 世紀」(2009 年)、 「水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界」(2014 年)などを担当し、 「水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界」で 2015 年、 西洋美術振興財団学術賞を受賞。

 

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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