横浜赤レンガ倉庫1号館では、 2つの展覧会を開催。
フランス有数のアートコレクターであるイザベル&ジャン=コンラッド・ルメートルが誇る貴重なビデオアート・コレクションを紹介する『The Walking Eye』。
そして、フランスアニメーション界の巨匠、 ミッシェル・オスロ監督のベル・エポックのパリを舞台にした最新作を紹介する『ディリリとパリの時間旅行展』。
『The Walking Eye』
フランス有数のアートコレクター、 イザベル&ジャン=コンラッド・ルメートルが誇る貴重なビデオアート・コレクションをご紹介。
ドミニク・ゴンザレス=フォルステル、 ファビアン・ジロー、 エンリケ・ラミレス、 ミカ・ロッテンバーグ、 小金沢健人など、 世界的に高い評価を得ている現代アーティストの映像作品を発見する稀少な機会。
また本展のキュレーションには、 美術家の布施琳太郎を迎え、 ビデオ作品の持つ想像力を「歩くこと」を起点に見つめなおし、 映像が溢れる今日の社会に対してその可能性を投げかける。
本展では10本の映像作品が上映される。
これらの作品を通して-鑑賞者がヘッドホンを付けたり外したりしながら、1つの展覧会を体験することに対して-僕が表現するのは「歩くこと」が持つ想像力だ。
歩くこと。それは日常的で取るに足らないことであるように思えて、実はとても根本的な芸術の問題である。
「The Walking Eye/歩行する眼」という展覧会で、僕は、今日の加速した社会-すべての言葉や物語が分かりやすい短文に変換されて映像として流通する状況-に相反する映像作品を展示する。
これらの作品は遅すぎるかもしれない。長すぎるかもしれない。
だがその遅さと長さ-そして1つの空間にインストールされた複数の映像群-は翻って、歩くことと見ることの新しい戯れ方の可能性について考えさせてくれるだろう。
(本展キュレーター:布施琳太郎)
〈出展アーティスト〉 *アルファベット順
デ・レイケ/デ・ローイ(De Rijke/De Rooij)
マイダー・フォルチュネ(Maïder Fortuné)
ファビアン・ジロー(Fabien Giraud)
ドミニク・ゴンザレス=フォルステル(Dominique Gonzalez-Foerster)
ヘンナ=リッカ・ハロネン(Henna-Riikka Halonen)
小金沢健人(Takehito Koganezawa)
クララ・リデン(Klara Lidén)
エンリケ・ラミレス(Enrique Ramirez)
ミカ・ロッテンバーグ(Mika Rottenberg)
ウラ・フォン・ブランデンブルグ(Ulla von Brandenburg)
イザベル&ジャン=コンラッド・ルメートル ビデオアート・コレクション展『The Walking Eye』
【日 時】2019年6月13日(木)~6月23日(日) 11:00~19:00(最終入場18:30まで)
【会 場】横浜赤レンガ倉庫1号館 2FスペースA・B
【入場料】無料
【案 内】詳細はこちら
【主 催】アンスティチュ・フランセ横浜
横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
【問合せ】アンスティチュ・フランセ横浜 045-201-1514
ミッシェル・オスロ 『ディリリとパリの時間旅行』 展
ニューカレドニアからパリにやってきたディリリ。
新しい友人たちと共に少女連続誘拐事件の謎に挑む。
舞台となるのは、 エッフェル塔、 オペラ座、 ヴァンドーム広場などが美しいベル・エポックのパリ。
事件解決にはキュリー夫人やパスツール、 ピカソやマティスなど、 時代を彩った天才たちが協力する。
実在の建物や人物からどのようにして美しいアニメーションが生まれたのか?
制作の秘密に迫る企画展。
ミッシェル・オスロ 『ディリリとパリの時間旅行』 展
【日 時】2019年6月13日(木)~6月23日(日) 11:00~19:00(最終入場18:30まで)
【会 場】横浜赤レンガ倉庫1号館 2FスペースC
【入場料】無料
【案 内】詳細はこちらから
【主 催】アンスティチュ・フランセ日本
横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
【共 催】株式会社チャイルド・フィルム
【問合せ】アンスティチュ・フランセ横浜 045-201-1514
横浜フランス月間2019
6月7日から7月13日の期間中、 市内の美術館、 映画館、 アートスペース、 レストラン、 企業などが協働しながら、 映画、 展覧会、 音楽、 美食セミナーなどのイベントが開催される。
編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を楽しむ、
大人の生き方マガジンMOC(モック)
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