古来多くの貴族や文化人に愛され、芸術家たちがすぐれた作品を生み出す源泉となった嵯峨嵐山。
2019年10月に福田美術館を開館することを記念して、「福美コレクション展」を開催。
「100年続く美術館」をコンセプトに、現代まで受け継がれてきた日本文化を次世代に伝え、さらなる発展へと繋がる美術館を目指す予定だ。
福田美術館は、江戸時代から近代にかけての、主要な日本画家の作品で構成されるコレクション約1,500点を有している。
「たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を覚えるような」作品がコンセプト。
中でも、京都画壇の作品には特に力を入れている。
江戸時代や近代の名画、さらに国内有数の竹久夢二コレクションという豪華さ。
それらの中には、注目すべき初公開のもの、幻の作品が多数含まれている。
応挙、若冲、松園、幻のコレクション 福美オールスターズ勢ぞろい
オープンを記念した開館展では、会期を1期・2期にわけ、ほぼ完全入替で、約80点の作品を公開。
俵屋宗達(生没年不詳)や尾形光琳(1658-1716)の琳派
狩野山楽(1559-1635)、狩野探幽(1602-1674)などの狩野派
円山応挙(1733-1795)、長沢芦雪(1754-1799)、呉春(1752-1811)などの円山四条派など。
江戸時代の絵画から、竹内栖鳳(1864-1942)、上村松園(1875-1949)など明治以降に活躍した画家たちの名品を一挙公開。
初公開!そして幻のコレクションが登場!
初公開の狩野探幽筆「雲龍図」や、約80年前に公開されたきり行方不明となっていた木島櫻谷「駅路之春」、橋本関雪「後醍醐帝」など、幻の大作は必見。
開館記念 福美コレクション展
1期 2019年10月1日(火)~11月18日(月)
2期 2019年11月20日(水)~2020年1月13日(月・祝)
開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日 :火曜(祝日の場合は翌日、10月1日は開館)、
2019年12月30日~2020年1月1日
入館料 :一般・大学生…1,300(1,200)円
高校生…700(600)円
小中学生…400(300)円
福田美術館について
2019年10月、京都屈指の観光地である嵯峨嵐山に、新名所「福田美術館」が開館。
福田美術館は、「100年続く美術館」をコンセプトに、現代まで受け継がれてきた日本文化を次世代に伝え、さらなる発展へと繋がる美術館を目指す。
福田美術館の建つ場所は、古来より多くの貴族や文化人に愛され、芸術家たちがすぐれた作品を生み出す源泉となった嵯峨嵐山。
今や日本国内だけでなく世界中から人々が訪れる観光地となっている。
この美しい自然とともに日本美術の名品を愉むことができる嵐山を、世界有数の文化発信地にしたい考えだ。
建物について
福田美術館の建築は、伝統的な京町家のエッセンスを踏まえつつ、新しい日本建築を志向している。
洗練された和モダンの外観デザインは、周辺の自然に違和感なく溶け込んでおり、また内観にも「蔵」をイメージした展示室、「縁側」のような廊下、「網代文様」から着想された壁面ガラスなど、随所に日本的な意匠が見られる。
庭には大きな水盤があり、目前を流れる大堰川・桂川に連なる水鏡のごとく、嵐山を映し出す。
【美術館概要】
福田美術館 FUKUDA ART MUSEUM SAGA ARASHIYAMA
場所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
交通:JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩12分
阪急嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩11分
嵐電(京福電鉄)「嵐山駅」下車、徒歩4分
編集・構成 MOC(モック)編集部
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