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古典を学び、新たな時代の先駆者となた北大路魯山人、岡部嶺男、荒川豊蔵。作品から、創造の軌跡を追う企画展が開催中。

 

ポーラ美術館では、現在「近代陶芸 陶芸家たちの古典復興」を開催している(2021年9月まで)。

北大路魯山人、 加藤土師萌、 岡部嶺男、 荒川豊蔵、 金重陶陽など、 古陶磁が見せる美に迫る中で新しい表現の可能性を見出した作家たちの名品約60点を展示。

 

【展覧会概要】

古くから愛されてきた古陶磁に強い憧れを抱き、 その再生に挑む陶芸家の取り組みのことを古典復興と呼んでいる。

中国の王侯貴族や文人に愛された宋代の青磁や明代の赤絵、 日本の桃山時代の茶人に愛された志野や織部や備前などは、 現代の陶芸家たちにとって憧れの目標であるとともに、 新たな表現を生みだす美の源泉ともなってきた。

 

 

古陶磁が見せる美に迫ろうとするなかから新しい表現の可能性が見出され、 古作を超えるような美しい作品が生まれることになった。

古典復興に取り組んだ陶芸家の作品には、 たんに高い技術に裏打ちされた表現がみられるだけではない。

そこには、 21世紀を生きる現代の私たちにまで、 脈々と受け継がれてきた日本人の美意識が反映されているのであり、 時代を超えて人々の心に響く、 昔も今も変わらない美しさがある。

 

 

【開催概要】

会 期:2020年11月14日(土)~2021年9月5日(日) *展示替えのため臨時休館あり

会 場:ポーラ美術館B2F 展示室5

入館料:大人 1,800 円、 シニア(65 歳以上)1,600 円、 大学・高校生 1,300 円、 中学生

以下は無料

主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館

 

【展示風景】

 

 

【同時開催中の企画展】

Connections-海を越える憧れ、 日本とフランスの150年

会期:2020年11月14日(土)~2021年4月4日(日)

19世紀後半から盛んになるジャポニスムは、 欧米の芸術に大きな刺激を与え、 モネやゴッホなどの創作の重要なインスピレーション源となりました。 時を同じくして、 黒田清輝をはじめとする日本人画学生がフランスへ留学し、 彼らが現地で学んだ美術はその後の近代日本美術の礎となっていった。

本展は、 大量のモノや情報、 そして人の往来が可能となった時代に、 双方の芸術が織りなした「美の往還」を、 ポーラ美術館の西洋絵画および日本の洋画コレクションを軸に辿る試み。

フィンセント・ファン・ゴッホ 《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》 1888年 ポーラ美術館

 

Connections展特設サイト

ポーラ美術館について

2002 年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館。

印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心としたコレクションを核とする展覧会を開催する一方で、 現代美術の第一線で活躍する作家たちの作品も展示し、 同時代の表現へと展望を拡げている。

富士箱根伊豆国立公園という立地を生かした森の遊歩道では四季折々の豊かな自然を楽しめる。

・開館時間︓9:00-17:00(入館は 16:30 まで)

・休館日︓無休(展示替えのための臨時休館あり)

・所在地︓神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285

・TEL︓0460-84-2111

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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