香川が今、 観光地として大きな注目を集めている。
2012年からの5年間で外国人延べ宿泊者数が10倍以上に増加し、 全国1位の伸び率を記録。
「The New York Times」や欧米の有力旅行雑誌で「今年行くべきスポット」として“SETOUCHI(瀬戸内)”が日本で唯一ランクイン。
日本からの観光客だけではなく、 海外の観光客からも好評を得ている。
今年は瀬戸内の島々を舞台に3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」の開催年。
本芸術祭は、 春・夏・秋と3回に分かれて開催され、 7月19日(金)~8月25日(日)は「あつまる夏」と題し、 春に続く第2期が開催される。
春は計31日間※で38万人以上が訪れるなど、 日本を代表するアートの祭典として国内外から高く評価されている。
香川にはそれ以外にも、 夏にしか味わえない観光スポットやイベント、 グルメが盛りだくさん。
今回は「感じて楽しむ」「見て楽しむ」「体験して楽しむ」「食べて楽しむ」「くつろいで楽しむ」の5つの観点から、 夏の香川をご紹介。
今年の夏は、 「瀬戸内国際芸術祭」や名物・うどんと一緒に、 贅沢な“香川旅”を楽しんでみては?
(1)「感じて楽しむ」夏の香川
瀬戸内国際芸術祭2019「あつまる夏」/SETOUCHI SUMMER NIGHT FESTIVAL 2019
瀬戸内海に浮かぶ12の島と2つの港を会場に開催される国内最大級の芸術祭「瀬戸内国際芸術祭2019」は、 7月19日(金)から「あつまる夏」と題した夏会期を開催。
また、 会期内の7月21日(日)~8月4日(日)には、 音楽や大道芸、 食にスポットを当てたナイトイベント「SETOUCHI SUMMER NIGHT FESTIVAL 2019」が行われる。
昼は「瀬戸芸」、 夜は「サマーナイト」で、 アーティストが作品やパフォーマンスに込めた思いをぜひ体感してください。
【瀬戸内国際芸術祭2019「あつまる夏」 概要】
・開催期間:2019年7月19日(金)~8月25日(日)
・会場:直島、 豊島、 女木島、 男木島、 小豆島、 大島、 犬島、 沙弥島(春会期)、 本島(秋会期)、
高見島(秋会期)、 粟島(秋会期)、 伊吹島(秋会期)、 高松港周辺、 宇野港周辺
【SETOUCHI SUMMER NIGHT FESTIVAL 2019 概要】
・開催期間/時間:2019年7月21日(日)~8月4日(日)/各日 17:00~21:00
・会場:サンポート高松(香川県高松市サンポート2-1)
・公式Webサイト
中山千枚田の虫送り
映画『八日目の蝉』の中で重要な場面を担ったことでも知られる、 小豆島・中山千枚田の虫送り。
中山千枚田は、 農林水産省によって「日本の棚田百選」にも選ばれている。
虫送りは、 半夏生の頃(夏至から11日目)に火手(ほて)と呼ばれる竹のたいまつを掲げて歩き、 稲についた虫を追い払う行事だ。
中山千枚田では約300年の歴史があり、 数年間途絶えていましたが、 映画をきっかけに復活した。
暗闇に揺れる無数の火手と、 厳かに響き渡る「とーもせ、 灯せ・・・」というかけ声は、 とても幻想的。
7月6日(土)の夜は、 小豆島で人々の豊作への願いに思いを馳せてみては。
【概要】
・日時:2019年7月6日(土)夕~夜間
・場所:香川県小豆郡小豆島町中山
(2)「見て楽しむ」夏の香川
まんのう町のひまわり畑
“ひまわりの里 まんのう”の夏の風物詩、 ひまわり畑。
7月上旬~下旬にかけ、 一斉に満開となる。
その数、 約25万本!まんのう町内全域では、 約100万本のひまわりが花を咲かせる。
「映える」こと間違いなしの、 圧巻の風景。
おみやげには、 まんのう町産ひまわり種を100%使用した、 健康志向の「まんのうひまわりオイル」がおすすめ。
ビタミンEやオレイン酸が豊富に含まれており、 2018年には「かがわ県産品コンクール」知事賞・「優良ふるさと食品中央コンクール」農林水産大臣賞を受賞。
クセがなく、 料理やデザートに幅広く使用できます。
【概要】
・見ごろ:例年7月上旬~下旬
・場所:香川県仲多度郡まんのう町帆山
【まんのうひまわりオイル】
・価格:レギュラー(180g)2,200円+税 / ミニ(90g)1,300円+税
・公式Webサイト
ダブルダイヤモンド讃岐富士
丸亀市と坂出市の境に位置する飯野山は、 古くから「讃岐富士」と呼ばれ親しまれている。
その「讃岐富士」の山頂から昇る太陽が宮池の水面に映り込み、 ふたつのダイヤモンドのように光り輝く―そんな貴重な風景が、 8月下旬の日の出のタイミング(5:30ごろ)のみ見られる。
【概要】
・見ごろ:4月中旬・8月下旬の5:30ごろ
・場所:宮池付近(香川県丸亀市土器町西2丁目)
(3)「体験して楽しむ」夏の香川
UDON HOUSE
2018年10月に新しくオープン。
讃岐うどんの製法や文化を、 瀬戸内の魅力と一緒に体験できる宿泊施設。
「讃岐うどんとは?」からうどんづくり、 実食に加え、 農園での野菜収穫体験も楽しめる。
【概要】
・金額:39,500円~+税
・住所:香川県三豊市豊中町岡本1651-3
・公式Webサイト
丸亀うちわ/うちわ工房「竹」
平成9年に国の伝統的工芸品に指定された「丸亀うちわ」の骨製作や貼りの作業を体験できる。
貼ってから乾くまで、 のんびりと丸亀城を散策したり、 熟練の職人によるうちわづくりの見学も。
今年は「マイ丸亀うちわ」で涼んでみては?
【概要】
・受付時間:10:00~14:00 ※要予約
・金額:入場料無料/製作体験料 1本1,000円
・住所:香川県丸亀市一番丁丸亀城内
・公式Webサイト
(4)「食べて楽しむ」夏の香川
「マナガツオ」/「三豊なす」
「マナガツオ」「三豊なす」と聞いて、 どんな姿を想像するだろうか?
双方とも、 一般的なそれとはおおよそ異なる見た目をしている。
瀬戸内海の「カツオ」といえば「マナガツオ」。
実際はスズキの仲間で、 上品な味わいの刺身は絶品。
7~9月に旬を迎え、 鮮度落ちが早いため、 首都圏ではなかなか出回らない大変貴重な魚だ。
一方、 7~10月が旬の「三豊なす」は通常の約3倍の大きさで、 皮が柔らかいのが特徴。
普通のなすよりも開花から収穫まで時間がかかるため、 収量が少なく、 他地域ではめったにお目にかかれない。
【マナガツオ/三豊なすを使用した料理を楽しめるお店】
※料理の提供状況は事前に各店舗へお問い合わせください
(5)「くつろいで楽しむ」夏の香川
Kanran~Hygge dig i Setouchi~
今年オープンした、 アットホームな新しい宿。
香川の名産・オリーブ農園の中にあり、 なおかつ海も見えるという絶好のロケーション。
1棟貸しなので、 心おきなくリラックスできる。
ちなみに、 瀬戸内海は香川県側から順光となるため、 より美しく見ることができる。
【概要】
・住所:香川県三豊市詫間町積1003-1
・公式Webサイト
燧-Hiuchi-
2016年3月にオープン。
宿泊は1日1組限定。 燧灘(ひうちなだ)を一望するロケーションはまるで異世界のようで、 思わず時間の感覚を失ってしまう。
国内では極めて珍しい「エアロハウス」の宿。
【概要】
・住所:香川県三豊市詫間町大浜甲2144-4
・公式Webサイト
編集・構成 MOC(モック)編集部
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