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大分県国東半島「六郷満山の峯入りの道」。古より信仰の道として受け継がれ、今回文化庁選定・歴史の道百選に選定された!!

 

 

大分県豊後高田市の豊後高田市と宇佐市・国東市に跨る「六郷満山の峯入りの道」が、文化庁の選定する歴史の道百選に選定。

国東半島一帯に広がる六郷満山において、約10年に1度行われる修行「峯入り」で通る道の内、土道や尾根道対象となった。

九州の道で「信仰の道」として選定されるのは初めてのこと。

今回の選定で、大分県で選定された歴史の道百選は5件になった。

 

豊後高田市内の著名なスポット

 

天念寺耶馬

 

 

 

六郷満山の峯入りの道でも、最も険しいとされる行程の一つ。

天念寺裏の御山には、古代以来の遺跡・遺構(岩屋・経塚など)が集まっている。

鎖場を伝って向かうのは、断崖に架けられた無明橋。

 

 

 

中山仙境

 

 

 

六郷満山最古の古文書に「大魔所」と記される厳しい修行場。桁橋状の無明橋や、細い尾根を往く馬の背などの修行場が多い。

山頂の高城付近からは、周囲の岩林から周防灘までが一望できる好視点場となっている。

 

 

 

文化庁選定・歴史の道百選 新選定「六郷満山の峯入りの道」について

 

 

1.選定の内容

(1)名  称 

六郷満山の峯入りの道

 

(2)選定箇所

宇佐神宮~御許山(宇佐市)、長安寺~天念寺~無動寺~椿堂、前田~中山仙境(豊後高田市)~大不動岩屋~岩戸寺、文殊仙寺付近(国東市)

 

(3)概  容 

国東半島の険しい山道や岩場を歩いて、六郷山の寺院や岩屋を巡り、所々で行法を行いながら、約160kmを踏破する修行の道である。

峯入りの明確な記録は江戸時代になってからであるが、それ以前も行者による修行は行われていたと思われる。

明治時代に峯入りは一度途絶えるが、戦後に再興され、一般の人々の信仰にも支えられて、現在も続けられている。

 

(4)そ の 他

信仰の道(複数の国に跨って存在する信仰の道)による選定は、九州内でも初になります。

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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