2020年3月20日から2021年3月31日までの約1年間、 明治神宮の杜を舞台に様々な芸術・文化プログラムを開催。
「神宮の杜芸術祝祭」は、 2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーにあわせて展開されている「日本博」の公式イベント。
開幕前日の3月19日(木)に記者発表会・プレスツアー・開幕記念シンポジウムを開催する。
2020年3月20日(金・祝)~2021年3月31日(水)までの約1年間、 明治神宮創建100周年を記念し、 明治神宮の杜を舞台に、 日本人の自然観を体現した芸術と文化のフェスティバルを開催。
年間を通して、 明治神宮(内苑・外苑)にて様々な展覧会やイベントを開催する予定だ。
2020年、 明治神宮は、 創建100年を迎える。
次の100年へと歩みを進めるこの記念すべき年、 明治神宮の鎮守の杜を舞台とすることで、 日本における「自然」と「文化・芸術」のつながりを再認識し、 日本の美意識の再発見と海外発信を目指す。
山口裕美をアーティスティックディレクターに迎え、 厳かな雰囲気をまとった大自然の中での野外彫刻展や美術展、 神宮周辺で発展した現代文化の企画展など、 多様なイベントを年間を通して実施。
あわせて、 被災地振興や地域創生のイベントを開催し、 祈りの心を世界に発信してく。
会場は、 2020年に創建100年を迎える明治神宮。
明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社としてのみならず、 我が国を代表する神社仏閣として誰もが知る存在である明治神宮。
初詣には日本一の参拝者が訪れる日本人の心の拠り所であるとともに、 外国からの旅行者も数多く訪れ、 「日本の心」を世界に発信する場所となっている。
圧倒的な自然に溢れる70万平方メートル の内苑・外苑を保有しているこの場所は、 100年前は荒地のような景観が続いていた。
森林学や造園学、 都市工学をベースに、 持続可能な自然と都市づくりを念頭に、 日本全国から集まった若者たちによる奉仕活動で植林がされ、 その後100年をかけた自然な生態遷移を経て、 まるで自然林のように大きく豊かに成長した神宮の杜は、 緑豊かな都会のサンクチュアリとなっている。
この明治神宮を会場に、 次の100年に向け、 持続可能な自然と芸術文化をテーマに、 人・自然・文化の三者の関係を再定義しながら、 その新しいあり方を世界へ発信する「神宮の杜芸術祝祭」を開催する。
「神宮の杜芸術祝祭」のオープニングを記念して3月20日に開幕する「オープニング・フェスティバル ~被災地復興と東北を元気に~」では、 以下のプログラムを開催。
オープニング・フェスティバル 1.
神宮の杜 野外彫刻展「 天空海闊(てんくうかいかつ)」
会期:2020年3月20日(金・祝)~2020年12月13日(日)*会期中無休
記者発表会・プレスツアー:2020年3月19日(木)10:30~12:15
時間:明治神宮の開門・閉門時間に準じます
会場:明治神宮 内苑各所
入場:無料
出展作家(*五十音順、 敬称略):
國安孝昌、 名和晃平、 船井美佐、 松山智一、 三沢厚彦
概要:「天空海闊(てんくうかいかつ)」とは、 果てしなく続く空、 快晴の空へ向かって、 大らかに広がることを意味します。
日本を代表する神社仏閣として知られる明治神宮の特徴の一つに、 圧倒的な自然が溢れる70万平方メートル の内苑・外苑がある。
現在、 緑豊かな都会のサンクチュアリとして親しまれているこの神宮の杜ですが、 実は100年前につくられた人工の杜であることはあまり知られていない。
当時の森林学や造園学、 都市工学を採り入れながら、 持続可能な自然と都市づくりを念頭に、 日本全国から集まった若者たちによる奉仕活動で造られた。
この事実をもう一度、 展覧会をとおして見直すことは、 次の100年の自然と都市、 そして芸術のあり方を考えるうえで有益となるでしょう。
今回、 この神宮の杜を舞台に、 はじめての野外彫刻展を開催します。
杜の中にひっそりと置かれた芸術作品は杜の木々と対峙し、 呼応します。 神宮の杜の中で、 新しい芸術作品との出会いをお楽しみください。
オープニング・フェスティバル 2.
「神宮の杜芸術祝祭 オープニング・シンポジウム :百年の杜 そして芸術 」
日時:2020年3月19日(木) 15:30~18:00
会場:フォレストテラス明治神宮(楠の間)
定員:100名(先着順)
参加申込:ご参加希望の方は、 添付の参加申込書からお申込みください
概要:「神宮の杜芸術祝祭」は、 2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーにあわせて展開される「日本博」の公式イベント。
日本博の総合テーマである「日本人と自然」とも深く共鳴しながら、 世界に発信できる「日本の美」とは何かを問いかけている。
神宮の杜は、 日本人が自然を尊重しながら美意識を育んできたことを象徴する場所でもあり、 日本の歴史や、 創造性、 精神性が織り込まれた「日本の美」を表現するにふさわしいと考える。
今回、 「神宮の杜芸術祝祭」を開催するにあたり、 シンポジウムを企画し、 約1年にわたる「神宮の杜芸術祝祭」のコンセプトを明示する。
これまでの100年を振り返るとともに、 これから100年の「杜」、 100年の「芸術」を展望する機会とする。
プログラム(敬称略):
15:30-15:40 主催者挨拶
15:40-16:20 基調講演:青柳 正規(元文化庁長官、 多摩美術大学理事長)
16:20-16:30 休憩
16:30-17:50 パネルディスカッション
登壇者:青柳 正規
御立 尚資(BCGシニアアドバイザー)
今泉 宜子(明治神宮 国際神道文化研究所主任研究員)
名和 晃平(彫刻家、 SANDWICH Inc.主宰、 京都造形芸術大学教授)
モデレーター:山口 裕美(神宮の杜芸術祝祭 アーティスティック・ディレクター)
オープニング・フェスティバル 3.
岩手、 宮城、 福島被災 3県の伝統芸能団体による演舞 「東北伝統芸能公演~鎮魂と祈り~ 」
日時:2020年3月20日(金・祝)~22日(日)
会場:明治神宮本殿、 神宮会館、 フォレストテラス明治神宮、 参道
概要:被災地復興や地域創生への祈りを込めて、 「鎮魂と祈り」をテーマに、 東日本大震災で被災した岩手、 宮城、 福島の伝統芸能団体を招聘し、 3日間にわたり伝統芸能を披露。
協力:全日本郷土芸能協会
詳細は、 後日ウェブサイトにてお知らせ。
オープニング・フェスティバル 4.
東北被災地復興支援「サンクスフラワー・プロジェクト」展
日時:2020年3月20日(金・祝)~31日(火)
会場:フォレストテラス明治神宮、 南参道小径
概要:東北で生産される美しい花々は、 東日本大震災からの復興のシンボルであり、 生産者・市場関係者の並々ならぬ努力の証。
復興に際して寄せられた世界中の好意に対し、 感謝の気持ちと共に花を届けようと、 「サンクスフラワー・プロジェクト」はスタートしました。 オープニング・フェスティバルでは、 東北6県各地の桜を、 同時期に開花させて展示する。
詳細は、 後日ウェブサイトにてお知らせします
オープニング・フェスティバル 5.
SATOYAMA&SATOUMI movement × 東北伝統芸能 × みちのく潮風トレイル
日時:2020年3月20日(金・祝)~22日(日)
会場:フォレストテラス明治神宮
概要:被災地復興支援・東北を元気に!
「SATOYAMA&SATOUMI movement×東北伝統芸能×みちのく潮風トレイル」のコラボレーションプロジェクトを開催します。
詳細は、 後日ウェブサイトにてお知らせする
オープニング・フェスティバル 6.
地方創生 新 JAPAN PROJECT
日時:2020年3月20日(金・祝)~22日(日)
会場:フォレストテラス明治神宮
概要:「観光振興」と「地域産業支援」をテーマに、 地域の皆さまと共に、 持続可能な地域社会の実現に向けて取り組んでいる日本航空の「新JAPAN PROJECT」。
オープニング・フェスティバルではフォレストテラス明治神宮において、 東北各県と一緒に、 東北の魅力を発信します。
詳細は、 後日ウェブサイトにてお知らせします
「神宮の杜芸術祝祭」のメイン企画として、 3つの美術展を開催し、 自然と深くかかわりながら制作をしてきた日本の美術のあり方を展観する。
2020年3月20日に開幕する野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」に続いて、 6月12日からは明治神宮ミュージアムにて、 約30人のアーティストが屏風、 掛け軸、 衝立、 扇面といった日本古来の美術品のかたちにあわせた作品を発表する「百年の杜のアート」展を開催。
そして7月15日からは宝物殿を会場にした「彫刻の系譜-平櫛田中から名和晃平まで」展を展開する。
百年の杜のアート「紫幹翠葉(しかんすいよう)」
会場:明治神宮ミュージアム
会期:2020年6月12日(金)~9月30日(水)
概要:「紫幹翠葉(しかんすいよう)」とは、 紫の木の幹、 緑の木の葉という意味から、 景色が青々としていて美しい様子を表す。
縄文時代から日本人は、 富士山や桜だけでなく、 田んぼや雑草、 野鳥などといった日常の暮らしの風景に、 美しさを見出してきたのです。
この展覧会では、 現代アーティストらが、 明治神宮やその鎮守の杜に思いを寄せ、 自然や暮らしを対象に畏怖と尊敬、 情熱を込めて制作した作品を中心に展示を行う。
その表現の形として選んだのは、 屏風、 掛け軸、 衝立(絵画)、 扇面といった日本古来の様式です。 特に扇面形の絵画作品は実力と才能を兼ね備えた注目の現代アーティスト(約30人)に依頼、 1つの壁面に展示する予定だ。
素晴らしい明治神宮の緑と共に、 澄んだ表現の数々を堪能いただけるでしょう。
詳細は、 後日ウェブサイトにてお知らせ。
彫刻の系譜―平櫛田中から名和晃平まで「気韻生動(きいんせいどう)」
会場:宝物殿
会期:2020年7月15日(水)~10月11日(日)
概要:「気韻生動(きいんせいどう)」とは、 絵画などの芸術作品に、 気高い風格や気品や、 生き生きとした生命感や迫力、 さらには情趣にあふれていることも意味し、 明治の思想家・美術評論家の岡倉天心が作家や作品に対して、 目指した境地でもある。
この「気韻生動(きいんせいどう)」展では、 宝物殿の素晴らしい空間を使用し、 明治以降の日本近代美術から現代美術までの彫刻・立体の系譜を再評価。
近代・現代彫刻に大きな影響を与えた明治期の彫刻家・平櫛田中から、 世界で活躍する彫刻家・名和晃平までの、 彫刻・立体の系譜を辿り、 日本の今を、 世界へ発信する。
平櫛田中と明治神宮にはいくつかの縁がありました。 近代日本を代表する彫刻家ですが、 30才の時の作品《唱歌君が代》は明治天皇の買い上げを受けたというご縁があった。
また、 国の重要文化財に指定されている明治神宮宝物殿は、 1921(大正10)年に竣工、 奈良の正倉院を模した校倉風大床造りで、 その建築は大江新太郎だ。
そして、 その息子、 孫にあたる大江宏、 大江新が、 東京都小平市にある小平市立平櫛田中彫刻美術館とそのアトリエをそれぞれ建築しているということも、 平櫛田中と明治神宮との遠からぬ縁を感じさせる。
平櫛田中は東京藝術大学で教鞭をとったのち、 その作品の多くは東京藝術大学に寄贈されました。 また、 故郷の岡山県井原市立田中美術館が開館すると、 日本を代表する彫刻賞である平櫛田中賞が創設された。
近年、 近代・現代美術の世界では絵画ブームと呼ばれる傾向があり、 美術館等でも立体だけに光を当てた展覧会は少なくなっている。
宝物殿の中にある国の重要文化財の指定を受けている展示ケースの中に、 平櫛田中賞受賞作家や平櫛田中の精神を受け継ぐ新しい表現の立体作品を展示し、 素材と表現に関して、 各アーティストが挑戦した美を一同に集める企画。
小平市立平櫛田中彫刻美術館、 井原市立田中美術館、 東京藝術大学大学美術館とも連携を取って開催。
詳細は、 後日ウェブサイトにてお知らせします
日本博 主催・共催型プロジェクト
「神宮の杜芸術祝祭」祭る。 祈る。 創る。
-持続可能な自然と芸術文化-
会期:2020年3月20日(金・祝)~2021年3月31日(水)
開催場所:明治神宮 内苑・外苑(宝物殿、 明治神宮ミュージアム、 フォレストテラス明治神宮、 聖徳記念絵画館等)
時間 :明治神宮の開門・閉門時間に準じます
アクセス:原宿口<南口>:JR山手線「原宿」駅、 東京メトロ千代田線・ 副都心線「明治神宮前<原宿>」駅
代々木口<北口>:JR山手線「代々木」駅、 都営地下鉄大江戸線「代々木」駅、 東京メトロ副都心線「北参道」駅
参宮橋口<西口>:小田急線「参宮橋」駅
アーティスティックディレクター:山口 裕美
人生100年時代を楽しむ、
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