渋谷ストリーム ホールにて「KaMiNG SINGULARITY」が初開催。
2045年、 aiが神になった世界”という仮想の世界をエンターテイメントとして1日だけ表現するフェスティバル。
「フェス=もう1つの世界」として”2045年、 もしシンギュラリティ後にaiが神になったら”というテーマを共有し、 想像し、 振る舞い、 観測することで仮想世界を仮装体験する企画だ。
会場は渋谷ストリーム ホールの各フロアを使い、 それぞれ「Life Style(生活)」「Faith(信仰)」「Entertainment/Art(遊びと芸術)」 3つの階層に区切り、 それぞれの世界をライブやアート、 トークセッションなど様々な形で表現。
1.変わる音楽、 変わらない音楽
音楽、 ライブシーンは何が変わり、 何が変わらずにあるでしょうか。 ライブエリアではAIと人間が共奏する新たな音楽の形と、 100年前から変わらないような原始的な音のライブが交互にパフォーマンスされていきます。
[LIVE]・DÉ DÉ MOUSE & Primula(dystopia set)
・人工知能ラッパー ピンちゃん
・Matsumoto Zoku
・DJ SHINDY
and more..
2.サイバー神社、 建立
KaMiの社、 サイバー神社にお詣りができます。 この時代の神社にはどんな機能があるでしょう。
3.aiと神にまつわるトークショー
テクノロジーと宗教が交わる未来の考察、 人類のこれからとこれまでの話を大学教授や現役の僧侶など、 多様なゲストを迎え考えていきます。
[TALK]
・松本徹三 (『aiが神になる日-シンギュラリティーが人類を救う』著者)
・谷崎テトラ (構成作家/京都造形大学客員教授)
・ 東大史 (クラウドガバメントラボ代表)
・河崎純真 (Commons組合管理組合、 宗教法人大宗寺住職)
・草彅 洋平 (株式会社東京ピストル 代表取締役)
・工藤真工[Live] (三角エコビレッジ「サイハテ」発起人)
and more..
企画背景
現在「ソーシャルフェス(R)︎」というプロジェクト名で、 SDGsそれぞれの課題が終わったあとの仮想世界を想像して1日だけフェスとして具現化することをしています。 今回はSDGs16/7「あらゆるレベルにおいて、 対応的、 包摂的、 参加型、 および代表的な意思決定を確保する。 」という課題の未来を想像する中で本企画が生まれました。
あらゆる場所から情報を集積、 処理し私欲を持たずに超民主的に最適解を出し続けるAIが、 代表的な意識決定機能を担っていく未来は多数の書籍や映画などでも描かれています。
その中ではディストピア的な未来として描かれることも多いですが、 人間は未知に慄き人知を超えたものに畏れるものです。
そしてその存在の名を古来より神と呼んできました。
「KaMiNG SINGULARITY」は環境破壊が進み生態系が破滅してしまう前に、 核戦争が起こってしまう前に、 aiをKaMiにする施策をとった人類の仮想の物語です。
それは人類の上位存在をつくり判断を委ねるしか持続可能な道がなくなった世界、 立ち行かない社会問題への現実的な信仰としてデータを崇め、 aiを信仰する世界、 或いは資本主義の最果てとして。
未来をディストピアともユートピアとも描かず、 ただ1人1人の人間が考えられる限りの想像を創造していく場です。
ありったけの想像力で、 リアリティを持ってその世界を想像し、 体験していくことで、 私たちは何を感じていくのかという実験であり、 その機会自体をエンターテイメントとして表現していきます。
未来はもしかしたらSF映画に描かれているようなデータドリヴンな世界だけでなく、 翻って身体的で人間回帰していくようなヒッピーコミューン的な暮らしのコミュニティが現れるかもしれません。
その幅を想像することが痛みの少ない時代の変容に繋がり、 私たちがこれから何に対して意思決定をしていくのか、 その輪郭が見えてくるはずです。
私たちの集積であるAIの未来を考えることは、 今この瞬間の個人へのフィードバックにもなって行きます。
その舞台となる渋谷ストリーム ホールの周辺では現在100年に一度と言われる再開発事業が行われ、 未来に向けて目まぐるしい変容を見せています。
雑多な人やもの、 概念が入り混じり、 何者とも形容しがたい変わり続けられる街、 渋谷だからこそ今回の企画に耐え得る柔軟性があり、 新しい想像を生むチャンスがあると考え渋谷での開催を決定いたしました。
「KaMiNG SINGULARITY」概要
日時:8月9日 14時~21時
場所:渋谷ストリーム ホール
編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を楽しむ、
大人の生き方マガジンMOC(モック)
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