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糸魚川市を襲った大規模火災から3年。世界界最古のヒスイ文化発祥の地として原点回帰したプロジェクト始動!

 

 

平成28年、糸魚川市を襲った大規模火災。

3年を経た今年、まち全体のブランド化と市民の誇りや愛着形成を目的としたプロジェクトが始動。

糸魚川で生み出される「石」をテーマに、様々な取り組みが行われる。

 

 

ひとつの石との出逢いをきっかけに糸魚川市への興味を深めてほしい

2017年にスタートした定量調査の結果、昨今は石に関心がある女性が多く、石目的で糸魚川市を訪れる観光客も多いと判明。

市民の石に対する想いも強いことから、「石のまち」をテーマにスタートした同プロジェクト。

 

 

 

 

さらに、石をはじめとした糸魚川の資産に関心を持つのは女性が大半だったことから、「女性視点で、ひとつの石との出逢いをきっかけに糸魚川のことを深く知ってもらえるブランディングを進めたい」との考えに至った。

三愛旅行社とタッグを組み、糸魚川の石の魅力に触れられる「石のまち」特別ツアーも企画。

特別ツアーは、東京駅から北陸新幹線で片道約2時間というアクセスを生かした日帰りプランと、ゆっくりと石の魅力を満喫いただける1泊2日プランの2つのプランを用意。

現在、「石のまち」特設サイトにて参加者を募集中。(ツアーは9月より催行予定)

ツアーで体験いただけるものとしては、能生白山神社と連携した「お守り」や、洋菓子店・フェルエッグのお菓子、道の駅マリンドリーム能生の「海鮮丼」、日本料理・鶴来家の「スペシャルメニュー」などをご用意。

 

 

 

 

地域に根差した企業や団体等と協同企画、開発した商品やプランを積極的に展開する予定だ。

こうした「石」にまつわるさまざまな取り組みを展開することで、糸魚川市の魅力をより多くの来訪者に体感いただけるよう、市の活性化を目指す。

「石のまち」プロジェクト、特別ツアーの詳細は以下の通りです。

 

 

 

 

 

「石のまち」としての魅力を市民と一体となって広めたい

 

米田徹 市長は、「糸魚川市は非常に豊かな自然に恵まれた都市。この自然資源を活かして、交流人口および関係人口の拡大、定住・移住政策の充実を図りたい。

そのための肝となるのが、「石のまち」として独自の地位を築くこと。糸魚川の河川には、ヒスイをはじめとする美しい石、ユニークな石が多く存在するので、そのことを多くの人に知ってもらうことが大切だと考えている」と述べた。

また、今回のプロジェクトは市民参加型であることも大きな特徴。

市民と一体となって取り組む狙いについては、「行政だけでは限界があるので、市民のみなさんにも一緒になって盛り上げてほしい。どんな石でも磨けば光るもの。みんなの手で、じっくりと時間をかけて糸魚川の明るい未来を創っていきたい」と石の可能性を示唆した。

糸魚川市全体のチームワークを高めるために結成された、官民連携組織「チーム糸魚川」副代表の猪又史博氏は、「古くからこの地域の生活に根差している“石”は、市民がもっとも関わりやすい題材。

 

 

 

 

30年後も持続可能な街をつくるためにも、市民一人ひとりが誇りを持って取り組めるプロジェクトにしたい」と決意を表明しました。

さらに、フォッサマグナミュージアム学芸員の小河原孝彦氏は、「糸魚川のヒスイは縄文時代から宝石として利用されてきた。世界最古のヒスイ文化は、糸魚川に暮らしていた縄文人が作ったもの。市内の小滝川ヒスイ峡では今でも、数メートルにおよぶヒスイの原石を見ることができるし、海岸では色とりどりの石を拾えるので、多くの人に石の魅力を五感で体感してほしい」とアピールした。

 

 

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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