さて、実際のディスコイベントは、どのような雰囲気なのでしょうか?
皆さんも気になるところだと思います。
そこで、2018年2月14日に東京スカイツリー天望デッキフロア350で開催された『スーパー スカイツリー ディスコ2018』に潜入してきましたので、リポートします。
SUPER SKYTREE® DISCO 2018(スーパー スカイツリー ディスコ)<※2018年2月23日に終了>
開催時間:19:00~22:00
会場:東京スカイツリー 天望デッキ フロア350
料金:無料 ※天望デッキ入場チケット代のみ(当日券:大人2,060円)
『SUPER SKYTREE® DISCO 2018』は誰でも気軽に参加できる、カジュアルなディスコ・イベント。
天望デッキ入場チケット代だけで、ディスコにも参加できてしまうんです。
ディスコに行くのは久しぶり、ディスコに行ったことが無いという方が、まず参加するのにもピッタリのイベントです。
「今日のディスコ・イベントは、世界各国からいらっしゃる観光客の方に、日本風のディスコカルチャーというものを発信する場でもあるんです。
ですから、ディスコイベントがあることを知らないで、天望フロアにいらっしゃる方も当然たくさんいます。
戸惑う方もいらっしゃる。
『夜景を観に350mの高さまでエレベーターで上がって来たのに、なんだか音が大きいな。
何をやっているんだろう?』みたいな。
ですが、毎回非常に好評をいただいているみたいで、リピーター同士で声を掛けている人もいます。
皆さん、こういう世界が好きなんじゃないかなと感じるところはありますよね。」とOSSHYさん。
早速、日本一高い『天空のディスコ』の会場である、天望デッキ フロア350に上ってみました。
地上350mの高さから東京の夜景が360度見渡せます。
まるで宝石を散りばめたかのよう。
窓を背にDJブースが設置されているので、DJ OSSHYさんと夜景の両方を見ながら踊ることができます。
世界でも屈指のゴージャスなディスコ空間です。
夜景を倍増するかのようにミラーボールが周り、窓ガラスにはプロジェクションマッピングで「DISCO」「SUPER SKYTREE」の文字が浮かび上がっています。
OSSHYさんも話していたように、一般の人も行き来する展望デッキで人々が踊っているので、他の箱のディスコとは一味違う特殊な雰囲気です。
外国からの観光客のカップルが、お酒を飲みながらディスコ風景を眺めています。
イベント開催時限定の「SKYTREE SOUL BAR」では、限定カクテルや各種ドリンクが販売されており、踊り疲れたら煌めく夜景を見下ろしながらお酒が飲むこともできるんです。
韓国語を話している20代の男性6人組のグループは、ディスコの輪の中に入って、音楽に合わせて踊っています。
この日のディスコ・イベント参加者の男女比は男性3割、女性7割といったところでしょうか。
東京スカイツリー広報の後藤さんによると、
「普段はこの時間にスカイツリーにいらっしゃらないような、都心にお住まいの50代の男性や女性にもいらっしゃって頂いています。
また、スカイツリーという場所柄、ディスコとは言っても安心・健全なイベントだと思っていただけるようで、地方からわざわざお越しいただいている方も多いですね。」
今日の『SUPER SKYTREE® DISCO 2018』は4人のDJ が登場。
オープニングは『YUKIBEB』。
次はなんと『DJ Hello Kitty』が。
『FPM』 に続いて、ラストは『DJ OSSHY』。
OSSHYさんの出番が近づくに連れ、ボディコン・ファッションに身を包んだ女性が多くなってきました。
ハットを被りテクノ風のファッションのアラフィフ男性の姿も見えます。
若い男性はデニムにキャップというファッションの人が多いですね。
共通しているのは、踊ると汗をかくので、薄着だということでしょうか。
コートやセーターは4階に特設されたクロークサービスに預けてから、身軽な格好でディスコ・イベントに参加するのがオススメです。
自分が一番楽しめるようなファッションで来ればイイんですね。
踊りながら、携帯電話でインスタに上げる写真を撮っている人もいます。
後ろの角の方では、ここで意気投合した男女4人が自撮り棒で撮影中。
小さいながらもお立ち台が設けられ、ディスコ慣れしたスタイル抜群の美しい女性たちが踊っていました。
やはり、お立ち台で踊ると目立ちます。
誰もが主役になれる場所だと実感しました。
ディスコ定番の羽の扇子『ジュリ扇』を振りながら、踊っている女性もチラホラ。
DJ OSSHYさんのファンも多く詰め掛けており、『OSSHYフラッグ』を掲げる女性もいました。
この日はバレンタインデーということもあり、ドレスコードはサムシングレッド、またはサムシングピンク。
真っ赤なワンピースの女性もいれば、小さなショルダーバックだけ差し色に赤を使っている女性も。
全身ラメのボディコン・ミニワンピースを着ているアラフィフ女性も登場。
ボディコンが似合うスタイルをキープしているのは、素敵だなと思いました。
見られることの効果はやはり絶大です。
『DJ OSSHYさんのディスコに行くと綺麗になる』という噂は本当でした。
我を忘れて踊りに没頭して汗だくの人もいますし、踊らずに楽しい雰囲気だけ味わっている人もいました。
それぞれのスタイルで楽しめるのがいいところ。
全員が心から楽しんでいる表情が、とても印象的でした。
イキイキとしていつまでも輝いているためには、アラフィフ世代だからこそ「見られること」も大事なのかもしれません。
アラフィフ世代は介護の問題を抱えている方もいますので、『高齢者ディスコ』の話に興味を持った方も多いのでは。
介護サービスの運動は「子どものお遊戯のようで抵抗がある」という方にも、『高齢者ディスコ』であれば挑戦してくれるかもしれません。
曲を聞くだけで、楽しかった記憶も思い返されるのであれば、部屋にいる時にも「ディスコミュージックを聞きたい」と言ってくれるかもしれませんね。
真面目な人柄のDJ OSSHYさんでなければ、お昼のディスコラジオ番組やディスコTV番組を始め、『FAMILY DISCO』や『高齢者ディスコ』など、政府や地方自治体から信頼を得ることができず、実現できなかったかもしれません。
「子どもからお年寄りまで、日本国民全員が一つになれるディスコ」は、今後ますます普及していくことは間違いないようです。
写真:古谷利幸 文:北川りさ
編集・構成 MOC(モック)編集部
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