年間1千トン、日本一のマダコの漁獲量を誇る明石市は本年、深刻な不漁を受け、明石氏は12月からふるさと納税の施策応援プランに「明石ダコの保護」を臨時追加!!
産卵用たこつぼの追加投入などに寄附を役立て、安定供給に努める。
漁獲量と品質の良さから明石ダコのブランドで知られる兵庫県明石市が、深刻なマダコの不漁に直面した。
それを受け、昨年12月から期間限定で臨時追加したふるさと納税の施策応援プラン「明石ダコの保護」を実施。
本年3月末日までに466件、合計1,015万8,668円の寄附が集まった。
明石市は、この寄附金を活用して4,300個の産卵用たこつぼを追加購入し、明石市漁業組合連合会の5つの漁業協同組合(明石浦、林崎、江井ヶ島、東二見、西二見)に分配した。
また、明石ダコの保護に向けた理解や協力を得るためのパンフレットと動画を制作し、兵庫県漁業協同組合連合会や一般社団法人明石観光協会などの協力を得ながら、遊漁者(釣人)をはじめ、市民や観光客などに配布・発信する。
これらのツールは明石ダコの生態などについても解説しているため、地域の学習のための教材としても活用する。
なお、今回の反響から明石ダコに対する期待の大きさを再認識し、引き続きその保護を呼びかける方策のひとつとして、当面、明石市のふるさと納税の施策応援プランに設定し続けることとした。
明石市の直近6年のマダコの年間漁獲量(1~12月)
2013年(平成25年) 1,095トン
2014年(平成26年) 1,064トン
2015年(平成27年) 1,046トン
2016年(平成28年) 710トン
2017年(平成29年) 768トン
2018年(平成30年)※概算 318トン(※前年比41.4%)
明石市の直近5年間の産卵用たこつぼの購入数
2014年度(平成26年度) 3,100個
2015年度(平成27年度) 2,977個
2016年度(平成28年度) 2,525個
2017年度(平成29年度) 2,520個
2018年度(平成30年度) 2,808個+今回の追加分4,300個
編集・構成 MOC(モック)編集部
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